パート介護職の平均時給と高給与求人の見つけ方【最低賃金との比較アリ】

こんにちは。介護福祉士のヒイロです。

東京でパートの介護職をしています。

先日書いた記事で、男性介護士の平均年収について調べていました。

こちらは常勤、正職員の給料が前提でしたが、「はて、僕のようなパート、非常勤の平均時給っていくらくらいなのかな？」と思い、今回調べてみました。

子供の手が離れて、パートの介護職をしようと思っているけど、どのくらいの時給が相場なの？という方なんかにピッタリの記事です。

なるべく高時給で働く方法もお伝えしますので、ティータイムにでもゆるりと読んでみてくださいませ。

パートの平均時給っていくら？

さて、介護職の平均時給ってどこで調べればいいでしょうか？

先の記事でも挙げましたが、介護労働者の諸々の調査をしている「公益財団法人介護労働安定センター」の調査が信頼できるソースになると思います。

「平成30年度介護労働実態調査」という調査の結果です。

まずざっくりとした結果から。

こちらの表で見ると、時間給で働いている介護関連職の平均時給は、1,109円です。

高いですか？安いですか？人によって感じ方は違うかもしれませんが、個人的にはちょっと低いかなぁと感じました。

平均時給は1,109円という答えが出ましたが、この調査結果の平均時給には注意点があります。

こちらの表には介護職の上級職として扱われる「介護支援専門員（ケアマネ）」と「サービス提供責任者」も含まれています。

パートの介護職をしたいという場合、このケアマネ、サ責で働く人は少ないと思うので、一般的な介護職員パートは、「訪問介護員」か「介護職員」に当たります。

「訪問介護員」の平均時給は1,168円と高いですが、「介護職員」は平均時給966円と、かなり安い水準になっているのが分かりますね。

この調査の「介護職員」というのは訪問介護以外の介護保険の指定介護事業所で直接介護をする人のことです。

ちょっとややこしいですね。

簡単に言うと、「訪問介護員」は在宅介護のホームヘルパー、「介護職員」は施設の介護職という認識でOKかと思います。

前述の通り、訪問介護員の方が時給は高いです。

が、ちょっと注意したいポイントがあります。

僕も訪問介護をやっているので分かりますが、時給が高くても、訪問介護の場合はどうしても移動時間、空き時間が出ます。

また、1枠30分っていうところも多いので、いくら時給が高くてもトータルで言うと、施設の介護職パートとそんなに変わらない…むしろ割安…ってこともあり得ます。

自分でやっておいて何ですが、パートの介護職は、時給が多少低くても施設の方がいいと思います。

僕はシフトの融通が利きやすいので訪問介護にしていますが、雨風の日の移動は想像以上に辛いですし、1対1の介護は、何かあった時にすぐに頼れる人が近くにいない不安が常にあります。

なので、介護職のパートとしては施設の介護職員がおすすめなんですが、先ほど見たように時給が低い…

でも、この調査の施設の介護職員の平均時給966円っていうのは、実態よりもちょっと安いかなぁと思います。

恐らくですが、施設の非常勤の介護職員って無資格でもできるので、資格手当等が付かない職員の時給も含まれているんじゃないかと。

介護職員初任者研修（旧ヘルパー2級）や実務者研修、特に介護福祉士資格があれば時給はもっと上がるでしょう。

あと、調査対象が全国なので、賃金水準が安い地方も調査対象になっています。

特に政令指定都市や、東京や神奈川のような首都圏なら、もっと高い時給で働ける施設もたくさんあるでしょう。

介護職員の平均時給966円と比べるために、全国の最低賃金を調べてみました。