老健の相談員を辞めたい人のための求人ガイド

老健の相談員を辞めたい人のための求人ガイド 介護職辞めたい

老健(老人保健施設)の相談員を辞めたい方が、今後どのようにキャリアプランを描けばいいのか、参考になると思われる事柄を集めました。

老健の相談員と聞けば、一般の介護士からするとワンランク上のポジションで、すごい人だ!と一目置かれる存在です。

苦労を重ね、努力を重ねて就いた相談員を辞めたいということは、かなり差し迫った状況かとお察しいたします。

本記事が少しでも役に立てば幸いです。

老健の相談員を辞めたいのはなぜか?

老健の相談員を辞めたい理由は様々かと思いますが、介護職員が仕事を辞めた理由についての調査がひとつ参考になると思います。

厚生労働省の「介護労働の現状」という資料です。

介護の仕事を辞めた理由は、「人間関係の問題」が一番多くなっています。

次いで、「結婚・出産」「施設の理念や運営に対する不満」「他に良い仕事・職場があった」「将来の見込が立たなかった」「収入が少なかった」「新しい資格を取った」と続きます。

老健を辞めたい相談員の方が辞めたい理由はあるでしょうか?

恐らく、どれか一つというわけではなく、様々な理由が絡み合っていると思います。

また、ここにはありませんでしたが、「激務」というのも辞める理由になるでしょう。

介護職と兼務の相談員
筆者、介護福祉士のヒイロが実習で行った特養では、相談員の方がバリバリ現場に出ていました。シフトに入りつつの相談員業務、さらに採用関係もやっていたので、激務ぶりは実習生から見ても分かりましたね…

相談員が辞めるということ

相談員が辞めるということは、現場の介護職員が辞めるのとはインパクトが違いますよね。

正直、現場の介護職員が辞めるのはよくある話ですが、相談員は一つの施設に1~2名。

これは、単に辞められると施設側は困るという話はもちろんのこと、相談員の方から見れば、転職先が限られるということにもなります。

まして、家族がいれば住む場所も大きくは変えられないので、転職先は近くの介護施設の数か所しか無いという状況になるでしょう。

介護職員として転職するのなら多くの職場がありますが、相談員の仕事は多くない。

このことは、もちろんご自身でも重々承知かと思いますが、強く意識しておきたいポイントですね。

相談員の求人数

相談員の求人が少ないと言っても漠然としていると思うので、介護求人情報サイト「介護求人ナビ」で、介護職員と相談員の求人数を比較してみます。

東京23区の介護職・ヘルパーと相談員・営業の比較です。(雇用形態は正社員。2020年3月16日調べ)

一目瞭然です。介護職員の求人数2,470件に対して、相談員は185件。

東京23区でこの数なので、他の地域も推して知るべしですね。

相談員の求人はどんな求人が多い?

この相談員の求人185件を、さらに詳しくみていきます。

相談員と言っても施設・デイ・有料老人ホームなど様々なので、業態別で調査してみました。

業態求人数
デイサービス96
有料老人ホーム23
医療関連・病院12
特別養護老人ホーム10
地域包括支援センター8
福祉用具関連8
老人保健施設7
訪問サービス5
その他5
通所リハ4
ショートステイ3
障がい者福祉関連2
サービス付き高齢者向け住宅1
グループホーム1

デイサービスが圧倒的に多いことが分かりますね。

老健は東京23区で7件です。老健に近い通所リハは4件、医療関連・病院は12件でした。

老健に絞ると、条件の合う求人はかなり少ない…というかほとんど無いに等しいことが分かります。

辞めた先のことをイメージできるか?

今勤めている老健の相談員を辞めたいとして、大切なのはその先をイメージできるかどうかでしょう。

前述の通り、相談員の求人自体は少ないという状況で、自分がどのようなキャリアを描くのか?

そのプランが具体的にあって、転職先も決まった上で初めて「辞める」という選択肢をとるべきだと思います。

老健の相談員の方であれば、恐らくご家族を養う立場の方が多いと思うので、転職は慎重にならざるを得ないでしょう。

そんな時に、なんとなく転職先を選ぶのは危険です。

相談員の仕事から自分のキャリアを考える

利用者さんのご家族がこの先どのように介護と向き合えばいいのか困っている…

そんな時、相談員のあなたなら、アドバイスしたいことが山ほどあると思います。

ここで、逆転の発想です。

老健の相談員を辞めたい…と困っているあなたに、アドバイスしたいことが山ほどある人は誰か?

答えは、介護転職のエージェントです。

あなたの今後のキャリアについて、専門家として様々な角度からアドバイスしてくれるエージェントは強い味方です。

あなたが日々、利用者さんやご家族に真剣に向き合っているように、介護業界で転職したい方に真剣に向き合っているのが介護転職のエージェントです。

相談員として、全く違う人材業界のエージェントがどのように相談を受けているのかを知ることは、きっとご自身の仕事にも役立つことがあると思います。

辞めたい…と思う気持ちに折り合いをつける意味でも、一度相談してみてはいかがでしょうか?

まとめ

老健の相談員を辞めたい方へ。

辞めたい理由の1位は人間関係。

相談員の求人は少ないが、デイサービスの求人は多い。

モヤモヤしているなら一度相談してみる。

自分の仕事にも活かせるはず。

今回はそんなお話でした。

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