小規模多機能を辞めたい!スッキリ辞める方法

小規模多機能を辞めたい!スッキリ辞める方法 介護職辞めたい

こんにちは。介護福祉士のヒイロです。

今回は小規模多機能を辞めたい介護職の方向けの記事です。

地域密着の介護サービスとして誕生した小規模多機能型居宅介護ですが、「ホームヘルプ」「デイサービス」「ショートステイ」の3つの機能を兼ね備えていることで、働く側からすると非常に難しい介護の職場ですよね。

とは言えすぐに辞めていいものかどうか…迷っているあなたは、この記事の内容を参考にしてみてください。

小規模多機能がしんどい理由

小規模多機能って先ほども挙げた通り、介護の中でも3つの機能を兼ね備えていますよね。

訪問介護・通所介護・短期入所…この3つは、それぞれ単独で成立する職場です。

道を歩いていれば、訪問介護(ホームヘルプ)の事務所はいたるところで見つかりますし、通所介護(デイサービス)も、今やコンビニの数に迫る勢いで増えています。

短期入所(ショートステイ)も、特養等の施設の一部をショートステイとしているところもあれば、ショートステイ専門の施設もあります。

訪問介護なら訪問介護の仕事をやるだけでもものすごく大変なのに、そこにデイサービスとショートステイの仕事がプラスされる…

小規模多機能が大変なのは、当然のことだということが分かりますね。

大変!小規模多機能の仕事

3つの仕事を覚えなければならない小規模多機能の介護職が大変なのは当然です。

さらに、小規模多機能の介護職が大変な理由があります。

それは、まだまだ新しい業態だということ。

小規模多機能が制度として創設されたのは2006年です。

一方、訪問介護は1962年の「家庭奉仕員派遣事業」以前からありましたし、通所介護は1979年、ショートステイは1963年の老人福祉法の「老人短期入所施設」として規定されています。

歴史が浅い仕事なので、まだまだ発展途上なんですね。

国は小規模多機能を増やしたいんですが、仕事内容が大変なのでなかなか数が増えないのが問題点になっています。

そういう大変な仕事をしているのが、小規模多機能で働く介護職のあなたです。

小規模多機能の給料は高い?安い?

小規模多機能の仕事は大変なので、その分給料が高いかというと、そうでもありません。

ショートステイの夜勤がある分、日勤のみの訪問介護やデイサービスの介護職員に比べれば多いとは思いますが、それでも正直、給与面だけで言うと割に合っていないのが実態でしょう。

僕は訪問介護だけで働いていましたが、給料は年収で言うと400万円前後の水準でした。

小規模多機能の方が仕事としては大変だと思いますが、給与面で差はそこまで無いと思います。

小規模多機能を続けるメリットは?

小規模多機能の大変さばかりにスポットを当ててきましたが、逆に小規模多機能の介護職として働くことには、どんなメリットがあるでしょうか?

まず明らかなのは、3つの介護の職種を経験できることですね。

小規模多機能の経験があれば、訪問介護・通所介護・短期入所のそれぞれのスキルが身に付きます。

また、他の介護サービスよりも自由度が高いと言われている小規模多機能なので、自分がやりたいケアをやりやすい環境です。

前述した通り、歴史ある他のサービスはすでに型が決まっているので、理想的なケアはなかなか出来ないでしょう。

この辺はお勤めの小規模多機能がどのくらい自由度があるかにもよるところですが。

給料も低く、人間関係も悪く、仕事がただただ激務で、自由度も高くない…

そんな職場だったら、辞めて転職するのも一つの方法です。

小規模多機能をスッキリ辞める方法

小規模多機能をスッキリ辞めたいのなら、考えるべきポイントは2つ。

  1. 円満退職(自分の身を守る退職)
  2. 次の転職先を決めておく

順に解説していきます。

1.円満退職

お勤めの小規模多機能の管理者や上司が、もうとんでもなく怖い人という場合もあると思います。

怖いだけでなく、暴言を浴びせてくるとか、感情的に怒られるとかですね。

  • アンタなんかどこに行ったって通用しないわよ!
  • 〇年はやるって言ってたのは嘘だったの!
  • 私たちを裏切って、利用者さんも裏切るのね!?

辞めることを伝えた時、こんな感じでヒステリックに言われるのが怖いという方はたくさんいます…

というか当然です。

そんな上司のもとで働くのは精神衛生上良くないので、早めに辞めましょう。

円満退職って、皆がニコニコ花束を持って「おつかれさま~」って言うような退職じゃなくて、自分が余計な傷をつけないために辞める方法です。

具体的には、弁護士さんがやっている退職代行サービスを使うことです。

合法的に、上司に会うことなく、辞められます。

「訴えてやる!」みたいに恫喝してくる人がいるような職場なら、もう強い人に頼りましょう。

弁護士さんというナイト(騎士)を雇うイメージで、お願いしてみるといいと思います。

2.次の転職先を決めておく

これはマストですね。

いきなり辞めると路頭に迷いますし、無職期間は精神的にも削られます。

在職中に次の転職先を決めておくのがベストです。

ただ、激務だし上司がヤバイし、ストレス過多で転職活動どころじゃない…!という方もいると思います。

そういう場合は、まず相談です。

いきなり面接ってハードルが高いので、転職についてプロに相談してみるのがいいと思います。

介護転職のプロに話を聞いてもらえるだけでも、自分の心が安定する可能性大です。

苦しい時って視野が狭くなって、なかなか一人では抜け出せませんよね。

客観的なアドバイスをもらうという意味で、相談してみてはいかがでしょうか。

あなたのお悩みを優しく受け止めてくれますよ。

まとめ

小規模多機能の介護職が大変なのは当たり前。

辞めたくなるのも当たり前。

続けるメリットと今のストレスを天秤にかけて、ストレスが強すぎるなら辞めてもいいのでは?

辞める時は退職代行の円満退職と、次の転職先を見つけるダブルで考えよう。

今回はそんなお話でした。

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