こんにちは。介護福祉士のヒイロです。
今回はサ高住こと「サービス付き高齢者向け住宅」の仕事内容について。
介護職が働く場所として特養や有料老人ホームはイメージ付きやすいですが、サ高住ってどういう働き方なんでしょうか?
サ高住の仕事内容についてまとめてみました。
サ高住の仕事内容

サ高住がどういったところなのか、働く側の視点で見てみると、大きく2つに分かれます。
- フロント業務(コンシェルジュ)
- がっつり介護職員
それぞれ見ていきます。
1.フロント業務(コンシェルジュ)

サ高住も色々とタイプがあるんですが、利用者さんがほぼ自立で介護度が低い場合、介護業務がほとんど無くなります。
こういったサ高住の仕事内容は、フロント業務とかコンシェルジュといった呼び名が付いています。
フロント業務って漠然としていますが、要は見守りや安否確認、買い物、掃除などの家事援助がメインになってきます。
ぶっちゃけ、他の介護職員に比べると身体的には楽だと思います。
この場合は資格なしでも働けます。
2.がっつり介護職員

サ高住はあくまで「住宅」なので、介護が必要な利用者さんのお宅にお邪魔して介護する場合は、訪問介護の扱いになります。
なので、介護職員初任者研修か旧ヘルパー2級資格が必須です。
こちらのサ高住の求人の場合、働く場所はサ高住ですが、所属はあくまで訪問介護事業所の職員になります。
こっちは先ほどの生活援助の他に、がっつり身体介護も仕事内容に含まれます。
両方をミックスした兼務のサ高住もあり

これまで見てきたように、サ高住の仕事内容は大きく2つあります。
生活援助のみのコンシェルジュか、身体介護の訪問介護の介護職員か。
さらに、サ高住の仕事内容としては、このコンシェルジュと介護職員を兼務するパターンもあります。
経験としてはいいと思いますが、仕事が割に合うかどうかで見ると、ぶっちゃけキツイんじゃないかな~と思います。
見守りメインの生活援助だけなのか、身体介護メインの訪問介護なのか、ハッキリしていた方が働きやすいです。
どっちが給料いいの?

サービス付き高齢者向け住宅…サ高住の仕事内容が見えてきたのではないでしょうか?
ここで気になるのは、どっちが給料いいの?というところだと思います。
求人の条件を調べてみると、身体介護メインの訪問介護の方が給与水準は高めです。
まぁこれは業務の負担度合いを考えると当然かな~とは思います。
あと、コンシェルジュ系に特化した求人は少ない印象です。
ある程度の介護業務は覚悟しておくべしですが、施設によってどのくらい介護業務をやるのかはマチマチでしょう。
条件のいいサ高住の求人の見分け方

サ高住で働く場合、まずはコンシェルジュ系なのか訪問介護系なのかを調べます。
具体的には、求人の仕事内容に「生活援助・フロント業務・外出支援」などの文言が多ければコンシェルジュ系です。
訪問介護系の場合は、「排泄介助・入浴介助・食事介助」など介助や介護といった文言が多いです。
で、この中から自分に合ったサ高住の求人を見つけるポイント。
パターンが3つ考えられるので、それぞれで解説します。
気になるとこをタップ or クリックしてみてください。
1.サ高住の正社員

まず、給料を見る前に、年間休日を見ましょう。
120日前後がベストです。いくら給料が高くても、年間休日108日とかだと働きずくめ感は否めませんので必ずチェックですね。
月10日休みだとベストです。
また、月給の細かな補足事項もチェックです。
例えば月給30万円以上!とかになっていても、詳しく見ていくと…
- 経験年数10年
- 管理職
- 介護福祉士資格あり
- 夜勤手当含む(月5回)
- 処遇改善加算含む
とか、割と条件が厳しめだったりします。
あと、賞与(ボーナス)があるかどうかも必ずチェックですね。
2.パート

この場合は、時給の高さがすべてです。
コンシェルジュ系のパートだと時給は低めです。
まったり働いて家計の足しにする場合はいいと思います。
訪問介護系のパートの場合は、資格によって時給が変わると思うので、自分の保有資格と時給を必ずチェックです。
時給高い!と思っても、介護福祉士資格を持っていることが前提だったりします。
それから、この後解説する夜勤パートの求人の場合もあるので、その点もチェックポイントですね。
3.夜勤専従

サ高住は夜勤があります。
パートの夜勤の場合もあれば、正社員の夜勤専従というパターンもあります。
夜勤は給料が高いです。
しかも、サ高住の夜勤となれば、特養とかに比べれば自立度の高い利用者さんが多いので、急変の可能性は低いことは容易に想像がつきますよね。
首都圏だと1回の夜勤で2~3万というところもあるので、月に10回、週に2~3回入れば生活できるレベルです。
この場合もパートと同じで、1夜勤の給与の高さが鍵になります。
サ高住で働こう

サ高住の仕事内容と求人の見極めポイントをおさえて、転職活動しませう。
ただ、どうしても自分で見分けられない場合は、介護転職のプロに相談した方が無難です。
特に、あれこれ迷ってしまったり、求人情報が多すぎて、何をどう見たらいいのか分からない…という方は、自分の希望を伝えて求人を紹介してもらう方がいいでしょう。
どのサ高住が働きやすいか、定着がいいか…といったことも気軽に聞いてみるといいと思います。
サ高住の面接官には聞きにくいことでも、ざっくばらんに聞くことができます。
介護の転職のサポーターとして味方につけておくと心強いですよ。
まとめ
サ高住の仕事内容を把握して、自分に合ったサ高住の求人を見極めよう。
自分一人で迷う場合はプロに相談!
今回はそんなお話でした。
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