異業種から介護職への転職で失敗する本当の理由

異業種から介護職への転職で失敗する本当の理由 介護職と転職

こんにちは。介護福祉士のヒイロです。

この記事は、異業種から介護職に転職しようとしている方向けに、転職に失敗した事例をお伝えします。

ソースは僕自身です。

まぁ、失敗といっても、それで人生詰んだりしませんし、得るものも多いことは最初にお伝えしておきます。

僕たちの失敗?異業種から介護職への転職

そもそも介護職に転職しようと思ったのは、需要があることと、生活に根差した仕事が向いていると思ったから。

人と接するのは好きですし、ビジネスマン!って感じでもないので合ってるかなぁと。

将来的に東京を離れるかもしれないし、全国どこでも仕事があるのも魅力的でした。

ただ、前職はデスクワークだったので、この時もうちょっと考えた方が良かったなと今は思います。

介護職への転職の失敗だと思う理由

介護職に転職して失敗だったなぁと思った理由をお伝えします。

僕の個人的実感です。参考になれば幸いです。

とにかく体力を使う

デスクワークから体力を使う介護職はなかなか厳しかったです。

慣れれば大丈夫ですが、それでも年齢には勝てないので、日に日に辛くなっていきます。

元運動部とかで体力に自信があればいいですが、そうでない場合はキツいと思います。

区切りがない(納期・〆切・プロジェクトの終了)

仕事ってだいたい区切りがあると思いますが、介護職って生活を支える仕事なので終わりがありません。

物騒なことを言えば、利用者さんが亡くなった時が区切りです。

もうとにかくエンドレスです。

繰り返しの毎日なので変化が少ない。

達成感とか満足感を得にくいなぁと思います。

成果物がない・数値がない

例えば本を作る仕事だったら、「本」という成果物が目に見えますよね。

でも、介護職は対人援助職なので、サービスの「モノ」自体が見えません。

本だったら、何部売れたから成功!みたいな目標数値があります。

介護職の場合、追うべき目標数値が無いので、何のためにやるのかが見えにくくなるなぁ…と感じます。

前職の延長戦にある仕事に転職した方がいい

異業種からの転職を考えている方は、何かしらの理由があって、現職を退職したいんだと思います。

もしくは、年齢的に採用されないとか。

それで介護職に流れてくる人はたくさんいるんですが、自分の実際の経験って、自分で思っている以上に身に沁みついています。

今は現職、前職の嫌なところが見えているかもしれませんが、介護職に転職したら前の仕事とのギャップに驚くと思います。

というか、よほど適正が無いとか、絶対に自分には無理だと思う仕事じゃなければ、前職の延長線上の仕事の方が絶対に良いです。

異業種への転職は、「これがやりたい」という思いがあれば耐えられますが、「仕方ない、介護やるか…」だと厳しいです。

どっかで折れると思います。

自分の場合の介護職の挫折

僕はやるからにはやろうと思って、最初は張り切ってバリバリ働いていたんですが、段々ときつくなってきました。

きつくなった理由は、前に挙げたような理由もありますが、「これじゃないんだな…」と強く感じたことです。

仕事を生活のためと割り切ってやれるなら良いと思います。

もしくは守るものがあるとか。

僕はそうじゃなかったですし、介護をやりたいからやっているわけではありませんでした。

そこは、本当に失敗だったなと思います。

失敗しない介護職への転職とは?

本当に介護の仕事に興味があって、将来、介護職として働いている自分のイメージが、自分にとってしっくり来るなら良いと思います。

もしくは、子供を養うために働かなきゃならないとかなら、踏ん張れると思います。

そうじゃない場合、自分のやりたいこと、好きなこと、自分がやってきたこと、総合的に考えて、おぼろげながらも「こっち方向かな?」という仕事をした方が良いです。

失敗する原因は、軽い気持ちで介護職をはじめることです。

自分に正直になろう

失敗する原因を検索しているということは、どこかで介護職に不安を覚えているということだと思います。

本当に介護職をやりたいなら、失敗とか考えませんから。

実際、異業種から転職した人で管理職になっている人もいます。

僕の上司です。

上司は、色々ときっかけがあって、本当に介護をやりたいと思って転職した人です。

そういう場合は介護職に転職して成功すると思います。

そうじゃない場合、自分に正直になって、本当はこういう道に行きたいんだよね?っていう道を行った方が良いです。

どこかで自分に嘘をついたツケが回ってきます。

(自分のことなんですが…)

僕の場合、介護業界はすでに6年くらいですし、年齢も30代後半なので、介護をやりながら別の道を模索しています。

そもそも20代で介護への転職を考えた時点で、自分に正直になるべきだったなと思います。

介護職になって良かったこと

なんだか暗い話になってしまいましたが、介護職になって良かったこともあります。

まず、体の動きがよくなったこと。

介護職ってスムーズに介助できるように、考えながら体を動かします。

これ、普段の生活でもすごく活きます。

動きに無駄が無くなるって感じですかね。

それと、親の介護問題を軽く考えられるようになったこと。

介護のニュースって暗い話題が多いですが、現場に入ってみると明るく笑っている場面も多々あります。

「あぁなんだ、そんな絶望ってほどじゃないな」

って思えたことは結構大きいかなと思います。

あと、介護福祉士資格を取れば、自分一人食う分には困らなくなるのもメリットです。

もうやりたいこととかそういうこと言える年齢じゃねえ!もう食えればそれでええんや!って方は、介護職はアリですね。

自分の転職を見つめなおす…

もしかしたら、介護職をやろうと思っていたけど、ちょっと迷ってしまうような内容になってしまったかもしれません。

それが本心なので、迷って全然いいと思います。

もしかしたら、ちょっと立ち止まって自分の仕事、キャリアプランについて見つめなおす時なのかもしれません。

で、ここで大事なのは、視野を広げることだと思います。

恐らくですが、異業種から介護に来る人って何かしら疲れてる人多いんじゃないでしょうか?(僕がそうでしたので…)

ビジネスマンの殺伐とした雰囲気が嫌で、競争の無い、優しそうな福祉の仕事がいい…みたいな。

それも良い選択だと思いますが、介護業界に飛び込む前の自分に今言うとしたら、やりたいことはっきりさせた方がいいよ…です。

自分のやりたいことなら介護でもふんばれますけど、そうじゃないなら今、改めて自分のやりたい方向を見つめてみた方が良いと思います。

ポイントは、人に会うこと。

自分の視点だけだと小さくまとまりがちなので、人に会って、色んな選択肢を考えてみることをおすすめします。

まとめ

介護職への転職は、 やりたい仕事、自分の適性をよく考えるべし。

若ければ若いほどそうです。

「異業種⇒介護職」は何歳でも行けますが、「介護職⇒異業種」は年齢が高くなると無理ゲーに近いです。

その点踏まえて、じっくり考えるのが良いと思います。

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