訪問介護の仕事はきつい?現場の声「施設がいい」

訪問介護の仕事はきつい?現場の声「施設がいい」 訪問介護ヘルパーの悩み

こんにちは。介護福祉士のヒイロです。

現役の介護職で、訪問介護をしています。

今回は訪問介護の仕事が気になっている方や、あるいは訪問介護で働いていて、仕事がきつい…と思っている方向けの記事です。

訪問介護員(ホームヘルパー)のリアルな声をお聞きください。

訪問介護の仕事はきついですか?

答え。

きついです。特別な理由が無ければ施設の方がいいです。

どういうことか説明します。

まずは、訪問介護の仕事のきつさについて詳しく見ていきます。

体がきつい

訪問介護は排泄・入浴・食事・移乗などの「身体介護」と、買い物・掃除・調理などの「生活援助」に分かれます。

このうち、とにかく体を酷使するのが「身体介護」で、利用者さんの体格が大きかったりするとダイレクトに体に来ます。

特に腰。

腰痛は介護職の永遠の課題です。

さらに、地味にきついのが移動。

ただでさえ利用者さんの介助で疲れてるのに、またすぐに別の利用者さんのとこに行かなくちゃなので、急いで自転車漕いで行くんです。

雨の日も、風の日も、雪の日も…

あとですね、利用者さんのお宅によってはエレベーターが無かったりして、4階まで階段で行ったりします。

さらに…僕が一番きつかったのは、草むしりです。

介護士がなぜ草むしり?って感じですが、僕がいた事業所では、自治体の特別なサービスで便利屋的な仕事をやっていたんです。

夏場に虫がたくさんいる庭の草むしりは、マジで地獄でしたね…

精神的にきつい

と、そんな感じで肉体的なつらさがあるわけですが、この体のつらさに加えて、人間関係などの精神的なストレスがのっかってきます。

どこの職場でも同じですけど、職場の人間関係はストレスの元です。

運良く人間関係に恵まれればいいですが、配置転換とかでそれも長くは続かなかったりします…

で、それだけにとどまらず、利用者さんやご家族、ケアマネさんや訪問看護師さん(訪看さん)など、多職種の人との人間関係もあるわけです。

特に、利用者さんとの人間関係。

訪問介護は利用者さんと1対1のマンツーマンなので、利用者さんとの関係が悪くなるときついです。

あと、さっき挙げた草むしりとかも、「オレ、介護職だよな?何で草むしりしてるんだ?」みたいな、自分ツッコミも割ときついです。

利用者さん宅の環境がきつい

独居の利用者さんとか、どちらも認知症のご夫妻のお宅なんかだと、とにかく家が荒れている場合が多いです。

で、この荒れているって、割と想像を絶するレベルです。

排泄物が廊下に落ちてるとか、ベッドに付いてるとか、風呂場がゴミだらけで虫わいてるとか…

そういうレベルのお宅で介護する場面が出てきます。

利用者さんのお宅の環境は選べません…。

あと、そういうお宅の掃除をしなきゃいけない時もあります。

きつい以外の何物でもないですね…

施設よりも給料が低い

施設の介護職って夜勤があって、ちゃんとしたとこだとボーナスも4カ月分支給されるので、割と給料はいいんですよね。

一方、訪問介護は夜勤が基本無いですし、ボーナスも4カ月分ガッツリ出るところは少ないと思います。

僕は年1回しか出ません。

業績次第の決算賞与というやつですね。

給与面から見ても、訪問介護は割に合わないと思います…

じゃあ何で訪問介護をやっているか?

これだけ書くと、そんなきつい訪問介護ってやる意味あるの?と思われると思います。

これには2つ事情があります。

1つは、介護の他にやりたいことがあるから。

これをやるために、時間の融通がききやすい訪問介護のパートをやっています。

あ、その前は正社員でしたけど、正社員だと肉体的にも精神的にも時間的にも会社的にも、他のやりたいことができないのでパートになりました。

で、もう1つは、施設の密室的な環境がダメだから。

なぜかは分からないんですけど、一か所に拘束されるのがダメで、息苦しくなってくるんです。

多分、心理的な何かだと思うんですけど、あまりそこにフォーカス当てすぎると最悪死にそうなので、なんとか自分ができる仕事をしているという感じです。

本来なら施設の方がいい

本来は施設の方がいいですね。

だって移動は無いし、雨風しのげるし、施設は綺麗だし、給料もいいし、草むしりも無いし…(あるかも?)

でも、ちょっとそういう特殊な事情があるので、訪問介護をやっています。

訪問介護をお考えの皆さまには、現場の声としては施設をおすすめします。

特に、社会福祉法人がやっている特養とか、大手企業が手がける有料老人ホームとか、母体がしっかりしているところがいいですね。

ただ、訪問介護もスポットで働きたい時にいい、利用者さんと密になると面白い話が聞ける、自分には知らない世界が知れる…とか良い面もありますけども…

最終的には、これを言っちゃオシマイですけど、職場によりますね。

どこも職場による

訪問介護でも施設でも、結局のところ仕事のきつさって、「職場による」が正解ですよね。

いくら施設がいいって言っても、人間関係は選べないですし、超ギスギスしている職場とか、パワハラ上司とか、ブラック労働環境とか、全然あるわけです。

介護職として、訪問介護事業所も施設も見てきましたけど、結局はどこも職場によります。

というかもっと言うと、人に恵まれるかどうかです。

これは既に働いている方なら、肌で痛感しているところだと思います。

でも、人って事前に選べませんよね…

なので、僕がいつもおすすめするのは、せめて給与水準が高い職場で働こうということです。

給与水準が高いところで働こう

介護事業所って膨大にあるので、介護求人も膨大にあります。

膨大な介護求人の中から当たりを引き当てるのは至難の業です。

職場をちゃんと選ばないと、年収に100万円くらいの差がつくことだってあります。

介護の仕事探しにはコツがあります。

もったいぶらずに言っちゃうと、自分でやらないことです。

は?って感じかもしれませんが、やみくもに自分で介護求人に応募しても、給与水準の高い職場を選ぶのは難しいんですよね。

入ってみないと分からないことが多いので。

じゃあどうするかというと、介護の転職のプロに相談するということです。

介護の転職のプロに相談するとどうなるか?

介護転職のプロに相談すると、例えばこういったことができます。

  • 面接にスタッフ同席
  • 高待遇の求人を紹介してくれる
  • 給与交渉してくれる
  • 面接時に交通費がもらえる
  • 年間休日120日以上、残業無しの職場の紹介
  • 役職交渉して、賞与100万円ゲット

色々なメリットがありますが、特に給与交渉・役職交渉は自分ではなかなかできないので心強いですよね。

例えば年収100万円上がったとしたら、マイホームだって夢じゃありません。

実際、給与交渉して給料が上がり、マイホームを買ったという事例もあります。

介護職で高給与をもらっている層って、恐らく数%しかいないでしょう。

トップ数%の介護職になるには、職場選びがすべてです。

高給与をもらえる介護職になったら、例えばこんな状態が考えらますよね。

  • 自由に使えるお金が月に20万円もある!
  • お子さんと楽しい旅行に毎月行ける!
  • マイホームを建てて一人前の男として見られる!
  • 憧れのブランドの服をリサイクルショップとかじゃなく正規の路面店で買える!
  • 同年代の人の生活レベルと比べて落ち込まない!

こういう生活が待っているとしたら、ちょっと面倒でも、介護転職のプロに相談した方が良いです。

介護職として高給与をもらっていれば、卑屈にならず、晴れやかな毎日を送れます。

お金がすべてじゃないですが、お金がある程度の余裕を運んできてくれるのは事実ですよね。

もし、介護の仕事のきつさばかりに目を向けて、絶望的な気持ちになっているとしたら…

高給の介護職なら、そんなみじめな思いはしません。

介護の仕事を選ぶなら、プロに相談。

そのことを忘れないでください。

もちろん相談は無料です。

未来の余裕ある生活は、あなたの目の前にあります。

みすみす見逃さないようにしてくださいね。

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