こんにちは。介護福祉士のヒイロです。
訪問介護のヘルパーをしています。
ホームヘルパー、もしくは訪問介護員と呼ばれることもありますが、要するに利用者さんのお宅に伺って介護をする仕事です。
さて、唐突ですが、訪問介護のヘルパーの給料っていくらくらいなんでしょうか?
僕自身が訪問介護のヘルパーなので、現場で働く者として、生の声をお送りいたします。
訪問介護ヘルパーの給料は?

まず、僕のスペックです。
- 年齢:30代
- 性別:男性
- 雇用形態:パート(フルタイム)
- 保有資格:介護福祉士
- 経験年数:6年
- 居住地:東京都
これで、年収は360万円くらいです。
月収手取りだと、だいたい22~26万円くらいでしょうか。
ボーナスは一応出ますが、パートなので年間で1カ月行かないくらいですね。
恐らく、パートの介護職としては割といい方だと思います。
まぁ夜勤もやっているのも大きいですね。
アルバイト・パートと正社員の訪問介護ヘルパーの給料

現在はパートですが、正社員だった時期もあります。
正社員の頃の給料は、月間の手取りが20~23万円でした。
…
正社員の方が安い!
と思われるかもしれませんが、これは日勤だけだったのと、まだ経験年数が浅かったからというのもあります。
ただ、正社員で訪問介護のサ責(サービス提供責任者)だとしても、 現場の実感として、手取り30万円以上もらうには管理者レベルにならないと厳しいと思います。
パートでガンガン入りまくっている人の方が、平の正社員より給料もらっているっていうことも普通にあります。
生活援助と身体介護で時給が異なる

高齢者の訪問介護パートの場合、生活援助か身体介護かで時給が変わります。
だいたいの目安ですが、生活援助は1,200~1,400円、身体介護は1,400~2,000円ぐらいです。
生活援助は要するに家事です。
身体介護はその名の通りで、オムツ介助などの排泄介助、食事介助、入浴介助などですね。
時給の枠と移動時間

訪問介護の枠は20分が最短で、30分か1時間という枠が多いです。
例えば時給2,000円の身体介護でも、30分の枠だと半額の1,000円になります。
また、利用者さんのお宅で介護をしたことに対する給料なので、移動時間は給料が基本は発生しません。
ただこの辺は事業所次第です。
毎日自転車で10分かけて往復しているのに移動時間は無給!っていうのはあんまりなので、交通費として出してくれるところもあります。
訪問介護のパートで働く場合、移動時間の給料の確認は必須です。
訪問介護員の平均給与は?

せっかくなので、訪問介護員(ホームヘルパー)の平均給料を調べてみました。
年齢 | 勤続年数 | きまって支給する現金給与額 |
46.8歳 | 7.5年 | 約241,000円 |
額面の給与が約24万円なので、手取りは21万円くらいでしょうか。
ボーナス2カ月分ありで仮定した時の年収は、約330万円くらいですかね。
ただ平均の給料って割と当てにならなかったりします。
いつも思うんですが、平均より高いか低いかで一喜一憂してる自分って何か変だなぁと。
問題は、自分がいくらぐらい欲しいのか?どういう働き方をしたいか?だと思うんですよね。
給料を上げるか働き方を変えるか

例えば管理者レベルになれば給料は上がります。
ですが、同時にストレスが増えることは容易に想像できるでしょう。
それでも上を目指したい、キャリアアップして高い給料をもらいたい!と思う場合は、その道をまい進すべしです。
が、僕のように、介護そもそも向いてないな…どうしようかな…という人もたくさんいると思います。
その場合は、介護のパートをやりながら、別の道を目指すというのも一つの方法です。
介護のパートをやりながら別ルートをとる

これは僕がとっている方法ですが、介護職としてパートで働きながら、副業で別の道を探るルートです。
僕は体力が無く、腰痛も怖いので、介護職をあと10年、20年やるのは厳しいなと思っています。
どうしても介護職をしたい、興味がありまくる、この道しかない!という場合はいいと思うんですね。
ただ、それでも体を壊すリスクはあります。
50代半ばになって、高い介護スキルはあるけど体が動かない…となった時のことを考えるとぞっとします。
上に立つ管理者だったら現場入らなくていいんじゃない?と思うかもしれませんが、40代、50代の管理者レベルでも、ガンガン現場に入っているのが実情です。
というか入らないと回らないんですよね。
自分の体を考えた働き方

訪問介護員の仕事は、基本、体を使う仕事です。
パート・アルバイトの場合、現場に入るのが仕事なので、体を使ってナンボです。
フルに入ると、ヘトヘトになるのは容易に想像できると思います。
なので、ほどほどに訪問介護に入って生活基盤を作って、空いた時間で副業する。
そんな道も、長期的に見たらいいと思います。
言葉は悪いですが、介護業界って人手不足なので、よほどのことが無い限り仕事にはあぶれません。
介護福祉士の資格があって、経験があればなおさらです。
これを逆手にとって、じゃあ思い切り自分の興味あることを仕事につなげるにはどうすればいいか?模索するのは悪くないと思います。
一度の人生です。
介護の仕事を一生の仕事として後悔しないかどうか?
後悔しないと思えれば全く問題ないのですが、後悔するかも…と思う場合は、別ルートも視野に入れてみてください。
このサイトでは、そのために必要な情報を発信していきますので、こちらのルートが気になる方はチェックしてみてくださいね。
訪問介護員のパートの探し方

さて、例えばハローワークとかで訪問介護の求人を見てもいいんですが、それだと損する可能性があります。
というのは、企業は採用活動をハローワークだけでやっているわけではないからです。
どうせ働くなら、お祝い金がもらえるところがおすすめです。
お祝い金付きの介護転職サイトなんかで探すのが良いですね^^
まとめ
訪問介護フルタイムの給料は手取り20万円~。
だけど、自分の長期的な働き方を考える必要がある。
もし介護職を一生の仕事にしても後悔しないならそのまま突進。
そうじゃなければ別ルートの働き方、生き方を模索する道もある。
とりあえず訪問介護ヘルパーしたい場合は就職お祝い金がもらえるところで!
今回はそんなお話でした。
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