グループホームの仕事内容を介護職員が解説します

グループホームの仕事内容を介護職員が解説します 介護職と転職

グループホームの仕事内容を解説します。

老人ホーム等の介護施設や病院の仕事はイメージつきやすいですが、グループホームの仕事って何をするの?と疑問をお持ちの方も多いでしょう。

自身のグループホームでの勤務経験をもとにした、グループホームの仕事内容の解説です。

グループホームに転職をお考えの方に、お試しで働いてみて自分に合うグループホームを見極める方法も解説しますので参考にしてみてください。

グループホームとは?

グループホームの正式名称は「認知症生活協同介護」で、認知症の高齢者が利用者となる介護施設です。

高齢者介護のグループホーム以外に障がい者向けのグループホームもありますが、ここで取り上げるのは高齢者介護のグループホームです。

グループホームは住宅型の介護施設なので家事があることと、認知症の利用者さんに限っているところがグループホームの特徴です。

また、グループホームは少人数のユニット型で、働く側からするとゆったり仕事ができるイメージがありますね。

このユニット型がイメージ付きにくいと思うので解説しておきます。

ユニット型の介護施設

高齢者介護の分野で「ユニット」と来たら、少人数の定員、個室での介護です。

介護施設って多床室のところが多いですが、ユニット型は基本個室が前提です。

なので、食事やレクリエーション、入浴、トイレ以外は個室で1対1の介護になります。

定員も少なくて、グループホームだと9人定員の1ユニットが基本です。

ユニットケアという言葉もあるくらい、利用者さんが安心して過ごすために、少人数の利用者さんに絞ってケアが行き届くようにするという考え方が基本にあります。

個人的にはユニット型の方が働きやすいと思います。

グループホームの仕事の特徴

そんなユニット型の介護施設のグループホームですが、働く側のイメージとして大きいのが、グルホ(グループホームの略称)は家事・調理があるから難しいということ。

実際、僕が派遣で入ったグループホームでも調理はもちろんありました。

もっと言うと買い物もあって、近くのスーパーで買い物するのも立派な仕事の一つです。

特養のような施設だと、管理栄養士のもとで調理部門の人たちが作ってくれるので、食事介助に専念できます。

一方で、グループホームで働く際には、家事、特に調理がポイントになってきます。

どのくらいの家事スキルが必要なの?

普通に家で料理ができていれば問題無いです。

包丁持ったこと無いレベルだとキツいですが、一人暮らしで料理する方や主婦の方だったら全く問題ありません。

一例を出すと、僕が入ったグループホームの昼食メニューは、レトルトのハンバーグとサラダとみそ汁でした。

そんなに凝った料理は必要無くて、どのグルホでもレトルト・ルー・コンソメとか手軽に使える材料を多用していると思います。

なので、グループホームの調理に関してはそこまで心配する必要は無いかな~と思います。

その他は普通の介護施設と同じ

家事があること、利用者さんが認知症の方、ユニットケア…という部分以外は、通常の介護施設と同じ業務内容です。

食事介助・排泄介助・入浴介助の3大介助の他、ベッドからの移乗、衣服の着脱介助、口腔ケア、起床の際の介助など、グループホームでもやることは同じです。

レクリエーションもありますが、デイサービスのような盛り上がる系のレクじゃなくて、折り紙とかカードを使った遊びとか、文化系のレクのところが多いと思います。

僕は利用者さんとのんびり洗濯物をたたむのが好きでしたね(笑)

グループホームで働くメリット

グループホームで働くメリットとしては、大きな施設に比べるとバタバタしないところでしょうか。

特養のような身体介護メインの施設は体力勝負になってきますが、グループホームは利用者さんの数が少ないので、そこまで体力使いません。

正直、給与面だけ見ると特養や有料老人ホームのような大きな施設の方がいいとは思います。

僕の知り合いの事例として、利用者さんが1フロアに60名ぐらいいる大きな施設で働いていた人が、「バタバタする介護が合わない…」と言ってグループホームに転職しました。

給料はやはり下がりましたが、仕事内容は合っているそうで満足度は高いようです。

給料よりも、ゆったりペースで働きたい方は向いていると思います。

よいグループホームの見極め方

自分に合ったグループホームを見つけるには、まずは副業的にグループホームで働いてみることをおすすめします。

どういうことかというと、派遣で1日単位のスポットでグループホームの仕事を体験してみるということです。

僕自身が取った方法なんですが、派遣の案件の中には1日スポットの現場というのがあります。

人手不足の職場に送り込まれて働くわけなんですが、1日単発なので、万が一自分に合わない職場でもすぐ終わります。

グループホームのスポット派遣で1日だけ働いてみて、まずはグループホームの仕事の適性を見る。

その後で、いくつかのグループホームを経験してみれば、自分に合う職場の傾向が何となく分かるようになります。

しかも、給料をもらいながらです。

ハズレをひかず、よいグループホームで働くために、1日スポット派遣はおすすめです。

下記記事で、僕自身の体験談とともに解説しています↓

まとめ

グループホームの仕事はユニットケアで、ゆったり目で働きたい方におすすめ。

調理は普通レベルでOK。

自分に合うグループホームの職場を見つけるには、副業的にスポット派遣をしてみてはいかが?

今回はそういったお話でした。

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