【現場の介護職員向け】グループホームを辞めたい時の対処法

【現場の介護職員向け】グループホームを辞めたい時の対処法 介護職辞めたい

こんにちは。介護福祉士のヒイロです。

リアカイ!は、介護職を辞めたい方に向けて情報発信していますが、今回はグループホームの現場で働いている一般の介護職員の方向けの記事です。

管理者クラスの方は、こちらの記事を参照くださいませ⇒【管理者の方向け】グループホームを辞めたい時の対処法

グループホームを辞めたいと思っている介護職員のあなたのお役に、少しでもお役に立てれば幸いです。

グループホーム…もう辞めたい!

グループホームと言えば、介護施設の中でもマッタリしているイメージがありますし、家庭的な雰囲気に惹かれて就職・転職する方も多いですよね。

実際、多床室の施設でどばっと何十人も人がいる環境より、グループホームの少人数の介護がいいっていう方もたくさんいます。

でも、そんなグループホームを辞めたいということは、イメージとは違ったハードな現場を直に体験したからでしょう。

グループホームの仕事を辞めたいと思う理由は色々あると思いますが、恐らくモヤモヤとしている部分が多いと思うので、まずはそのモヤモヤの原因をハッキリさせていきましょう。

グループホームの介護職員を辞めたい理由とは?

人手不足による激務

介護業界はどこもそうなんですが、グループホームは少人数で回していることが多いので、誰か一人欠けるだけでもしわ寄せが来ます。

無理なシフトで、膨大な業務をこなしている方もたくさんいるでしょう。

家庭がある方は家のこともやらなきゃいけません…。

そんな激務なグループホームの仕事は、辞めたいと思うのも無理ない話ですね…

一人体制の夜勤

夜勤が一人体制というのもグループホームではよく聞く話です。

別名、ワンオペ夜勤。

ただでさえ夜勤は心細いのに、一人で回すとなったらかなりキツイですよね…

不安を抱えて働いていると、ふと「辞めたい」と思うのも当然です。

人間関係が難しい…

対人援助職として、利用者さんとの関係だけでも難しいのに、職員同士の人間関係もあるわけです。

どんな職場も、人間関係が悪かったら続きません…

お勤めのグループホームの人間関係が悪ければ、辞めたいと思うのは、決してあなただけではないでしょう。

体がキツイ…身体介護のダメージ

ただでさえ年齢とともに体は衰えていくのに、そこへ来て身体介護のダブルパンチで、体がきつくなってきます。

グループホームの入居者さんに大柄な方がいる場合、特に腰の負担は大ですよね…

介護技術を工夫したり、ボディメカニクスを使っても、どうしても限界があります。

給料が低い

介護職員の給料が低いのは、今に始まったことではありません。

処遇改善加算で多少上がったとはいえ、まだまだ他の産業の水準には届いていないですし、そもそも業務負担に見合わない金額です…

こんだけやってこの給料…と、ため息をついてしまうのも無理からぬ話ですね。

グループホームを辞めたら楽になる?

さて、グループホームの仕事辞めたいあるあるをお送りしてきましたが、あなたは当てはまるものがあったでしょうか?

もし無かったとしても、多少は重なっているものもあったんじゃないかなぁ?と思います。

全く無かったとしても、あなたがグループホームを辞めたいのは、何かしらキツイ部分があるからですよね。

このキツさは、グループホームを辞めたら無くなるでしょうか?

ここが肝だと思いますが、辞めた後に今よりも良くなると確実に思えるなら、辞めてもいいと思います。

でも、ちょっとでも「今辞めたら後悔するような気がする…」という方は、今は辞め時ではないのかもしれません。

ここからは、やっぱり辞めたいぞ!という方向けと、ちょっと後悔するかもしれない…という方向けの2パターンに分けてお送りします。

⇒やっぱり辞めたいぞ!パターンの方

⇒ちょっと後悔するかもしれない…パターンの方

グループホームの仕事を辞めたい!

グループホームを辞めるに当たって、注意したいポイントは3つ。

  1. スムーズに退職する
  2. 次の職場を決めておく
  3. 給与の高いところに転職する

順に見ていきましょう。

1.スムーズに退職する

グループホームを辞める!と思っても、すぐには辞められません。

まずは退職の意向を上司に伝えること、そして業務の引継ぎをしっかりとすることです。

利用者さんの命を預かる仕事ですので、引継ぎはしっかりと行っておくべしです。

…ここで、退職の意志をなかなか伝えられない…上司が怖い…という方も多いと思います。

そんな時には、イマドキの退職方法として退職代行を使ってみるのも一つの方法です。

2.次の職場を決めておく

やみくもに辞めてしまうと、路頭に迷う可能性があります。

グループホームの経験があり、介護福祉士の資格等もあれば転職はできるでしょうが、だからと言ってブランクが空きすぎるのは印象がよくありません。

それに、無職期間は精神的にもキツイです…

辞めるなら、次を決めてからです。

どういう職場がいいか迷ってしまう方は、副業として副収入を得ながら、色々な介護現場を見られる方法もあります。

詳しくは下記の記事を参考にしてみてください。

3.給与の高いところに転職する

次を決めてから転職するわけですが、どうせなら給与の高いところに転職したいですよね。

人間関係は選べませんが、事業所の給与水準は選べます。

高給与の求人を見つけるには、なんとな~く求人サイトを見ているだけでは難しいです…

じゃあどうするかというと、プロに相談することです。

介護転職のプロに相談して、高給与の求人を紹介してもらえばOK。

面接に同行してくれたり、給与交渉もしてくれるプロの方もいますので、心強いですよ。

今グループホームを辞めたら後悔するかもしれない…

ちょっと立ち止まって考えてみたら、今辞めたら後悔するかもしれない…と思ったあなたは、辞めたいと思う原因にアプローチしていきましょう。

そのまま何もしないでいると、ただただ疲弊していくばかりです…

最悪、辞めたいと思っても転職する自信も無くなり、死んだ目をしながら働くことになります。

そんな事態を避けるために、自分の身を守るためにも対処していきましょう。

ここでは先ほど挙げた、グループホームを辞めたいあるあるの対処法をお伝えします。

人手不足による激務の対処法

まず、人手不足をただ嘆いていても仕方ないので、上司や管理者にかけ合ってみます。

「そんなんしても無理…」と思う方が大半だと思うんですが、実は経営側は現場で働くスタッフが無理していることを知らない可能性があります。

「今回っているから大丈夫だろう」と思っていたら、人員補充しないですよね。

声を上げてみることが大切です。

でも、やっぱり言いにくいとしたら、人員不足の激務を受け入れるしかないので、体を守る方向にシフトします。

休日は思いっきり自分を労ってあげてください。

リフレッシュしまくって、遊びまくりましょう。

一人体制の夜勤…の対処法

これも経営側の問題なので、人員不足と同じように、上に掛け合うことが大切です。

でも「どこもギリギリだから…」って感じで返されることが大半かもしれません…

そんな時は、これまたやっぱり自分をケアする方向に考えをシフトします。

実はこれを書いている僕も一人体制の夜勤の経験があるんですが、一番効果があったのは「これは体制の問題だ」って思うことです。

責任感が強い人ほど「何かあったらどうしよう…」と思っちゃいますが、あまりに少ない人員配置は事業所の問題です。

それに、なったらなったで人間どうにかするものなので、ある種デーンと構えておくのも自分をケアする方法です。

人間関係が難しい…の対処法

これも変えるのは難しい部分がありますが、自分の受け取り方を変えてみるのも一案です。

人間関係で悩む人は心優しい人が多いので、どうしても自分が強く出られないんですよね…

人間関係は死ぬまで続くので、ここらでひとつ、強い自分になる機会ととらえてみるのはどうでしょう?

ちょっと大胆に、自分の意志を通してみる。

嫌な人にも、強く行く。行っていいんだ。そんな風に思うことで、割と強くなっていきます。

体がキツイ…身体介護のダメージ…の対処法

これはまず、マッサージとか入浴でしっかり体をケアするのはマストですね。

コルセットも効果的です。

ただ、僕がいちばん効果があったのは、あえて力を抜いてみることです。

結構、余計な力が入って体が疲れている場合も多いんですよね。

力を抜けるところが無いか?という視点で、介助中に少しだけ力を抜いていみる。

例えばですが、移乗の時に思いっきり腕に力入っていたのが、案外ほとんど力入れなくても大丈夫だったとか割とあるあるです。

他にも、前かがみになりすぎて腰を痛くしていたりするので、自分の体の負担が少ない介助方法を見つけていくのがいいですね。

給料が低い…の対処法

これどうしようも無いかと思うかもしれませんが、僕は上に掛け合って給料を上げてもらったことがあります(微々たるものですが…)

言ってみるもんだなと思いました。

とは言え、なかなか言えない人が多いと思うので、現実的に手堅く介護職として副業で副収入を得るのがおすすめです。

グループホームを辞めたい人用の方でも解説しましたが、詳しくは下記の記事を参考にしてみてください。

まとめ

グループホームを辞めたい理由は色々ある。

本当に自分は辞めたいのかどうかを見極めよう。

辞めたいなら先を決めてから(給与高めのところで)

辞めないなら自分なりの対処法を見つけよう。

今回はそんなお話でした。

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