こんにちは。介護福祉士のヒイロです。
今回は夜勤専従の介護の副業について解説していきます。
夜勤専従は介護という仕事ならではの副業です。
夜勤手当が付くので、1回の夜勤だけでもかなり稼げます。
気になる夜勤専従について、詳しく見ていきましょう。
夜勤専従の介護職とは?
夜勤専従とはその名の通り夜勤だけやる介護職のことです。
パート・アルバイト・派遣が基本ですが、たまに夜勤専従の正社員も募集されています。
特養や有料老人ホームなどの入居するタイプの介護施設や、ショートステイのように短期間泊まる施設が主な職場です。
夜勤専従の介護職は様々なメリットがあります。
夜勤専従の介護職のメリットとは?
夜勤専従の介護職の副業のメリットを挙げてみます。
- 給料が高い
- 週1から気軽にできる
- 会議・研修・行事が無い
- 昼間の自由時間が多くなる
- 仕事は見守りが基本で楽
- 人間関係のわずらわしさが少ない
- 派遣・パート・アルバイトなら辞めやすい
かなりメリットは大きいです。
給料が高い
低賃金と言われる介護職ですが、夜勤に関しては例外です。
夜勤は1勤務20,000~30,000円稼げます。
正社員の夜勤手当が5,000円くらいなのを考えると割と破格です。
しかも、仕事量は日中よりも少ないので、夜勤専従は割がいい仕事です。
週1から気軽にできる
夜勤専従は週1でも全然大丈夫なので、副業に最適です。
週1の月4回で日給30,000円だとしたら、夜勤専従の分の収入は12万円になります。
実際は税金が引かれるので12万円きっかりもらえることはないですが、それでも結構な金額です。
会議・研修・行事が無い
夜勤専従なら正社員の介護職に付き物の会議・研修・行事も皆無です。
会議や研修の資料を作ったり準備することもありません。
夏祭り・納涼祭・敬老会・クリスマス会・お正月……行事の準備に追われることもありません。
ストレスフリーです。
昼間の自由時間が多くなる
夜勤ってキツそうなイメージがありますが、慣れると夜勤の方が楽だったりします。
早起きする必要もないですし、夜勤入りと明けの昼間はゆったり過ごすことができます。
平日ならどこも空いているので、時間を有効活用することができますね。
仕事は見守りが基本で楽
あまり大っぴらに言っちゃマズイですが、夜勤は見守りが基本なので楽です。
もちろん、定期的な体位交換やコール対応はありますが、明らかに日勤よりは忙しくありません。
特に、利用者が少ない施設は楽ですね。
人間関係のわずらわしさが少ない
夜勤専従だとスタッフの数が少なくなるので、人間関係のわずらわしさがほぼ無くなります。
夜勤を回すのは平の職員や若手が多く、上司はほとんどいない環境です。
それだけでも大分働きやすいですね。
派遣・パート・アルバイトなら辞めやすい
夜勤専従は派遣・パート・アルバイトが基本なので、自分に合わない職場だな…と思ったら、そこまで気兼ねすることなく辞められます。
特に派遣の場合は派遣会社に属しながら職場を変えられるので、履歴書に傷がつきません。
夜勤専従をやるなら派遣がおすすめです。
夜勤専従介護職の仕事内容
施設によっても違いますが、夜勤専従の介護職の仕事内容はおおむね決まってきます。
僕も特養での夜勤の経験があるので、その経験をもとに夜勤専従の仕事内容を解説します。
今現在、施設で夜勤をやっている方は、施設ごとの差はあれどほぼ同じ仕事内容と考えて良いと思います。
- 夕食(食事介助)
- 口腔ケア
- 就寝対応(行為介助・臥床介助・トイレ誘導・排泄介助)
- 掃除・ゴミ出し
- 定時の体位交換・見守り
- ※合間にコール対応
- 起床介助
- 朝食(食事介助)
- 記録・引継ぎ
夕食の介助から入って、朝食の介助で終わります。
利用者さんが寝るまでがバタバタですが、終わってしまえば穏やかな見守りの時間が始まります。
この時間は勤務時間ではありますが、正直本当に何もしなくていい待機時間があったりします。
…時間を有効活用している人も多いですね。(資格勉強とか)
夜勤専従の副業の収入例
夜勤専従の副業をしたときの日給別の収入例を一覧にしてみました。
日給 | 月収(月4回) |
20,000円 | 80,000円 |
25,000円 | 100,000円 |
30,000円 | 120,000円 |
35,000円 | 140,000円 |
こうしてみると、普通のバイトに比べてかなり割がいいのが分かりますね。
副業の夜勤専従だと、週1回が限界だと思うので、週1回、月4回で計算しています。
月4回の勤務でこれだけ貰えたらかなりいいですよね。
例えば本業の給料が20万円だったとしても、30,000円の夜勤バイト月4回入れば合計で32万円になります。
これだけあれば、かなり家計も潤うのではないでしょうか?
夜勤専従の副業が向いている人
夜勤専従の介護職に向いている人の特徴を挙げてみます。
- 夜型人間な方
- ゆったり働きたい方
- レクリエーションや行事が苦手な方
- 他の施設の仕事を見てみたい方
夜勤というだけあって、夜型の方にはピッタリの副業です。
その他、本業の介護職がバタバタなのでゆったりと働きたい方、レクや行事などの賑やかなことが苦手な方も向いています。
夜勤中にレクはないですからね(笑)
あと、ちょっと気になってる施設とか、常勤求人の条件が良い施設に偵察がてら夜勤で入るというのもいいですね。
高い給料ももらえるので一石二鳥です。
いっそのことフルタイム夜勤専従の方がラク?
先ほど夜勤専従の正社員の話をしましたが、派遣社員やパートでもフルタイムの夜勤専従という働き方はあります。
フルタイムで夜勤専従になれば、普通の介護職員の1.5倍くらいは給料が高くなります。
フルタイムですので、もちろん各種社会保険は完備。
年次有給休暇ももちろんとれますし、忌引や介護休暇、休職など、フルタイムで働くことのメリットはかなり大きいです。
夜勤は体が心配ですが、実は日勤・早番・遅番・夜勤…といった、変則的な勤務形態の方が体に悪いです。
これは実体験で切実にそう思います…
夜勤専従の方が生活リズムを作りやすいですし、給料も高くて社会保険完備なら、もういっそのこと夜勤専従のフルタイム社員はアリだと思います。
副業として始めてみて、良さそうならフルタイムで就職してみる…
そんな道も見えてきます。
条件のいい夜勤専従の副業の探し方
夜勤専従の魅力を語ってきましたが、じゃあそんな夜勤専従の副業ってどうやって探せばいいの?という肝心なところのお話です。
条件のいい夜勤専従の求人を見つけるには、ポイントがあります。
まず大前提として、きつくない施設で働くことです。
副業ですので、仕事はマッタリで楽な施設の方がいいですよね。
本業でヘトヘトに働いているんだから、副業ではゆったりまったりすべしです。
それでは、きつくない施設をどうやって見極めればいいのかを解説していきます。
要介護度が低い施設
基本的に利用者さんの介護度が上がれば上がるほど、仕事は大変です。
寝たきりの方も多いので、多くのケアが必要になるんですね。
逆に、利用者さんの介護度が高い施設は、そこまで多くのケアは必要ないので、業務量は減ります。
マッタリ施設は介護度が低い施設です。
定員が少ない
こちらは先ほども少し触れましたが、定員は少ない方がマッタリ仕事できます。
50人利用者さんがいる施設と、9人定員の施設だったら、当然9人の施設の方が仕事は楽になります。
マッタリ施設は定員が少ないんです。
利用者さんに話が通じる
認知症などでなかなか話が通じない利用者さんを相手に働くのは、分かっていてもすごくストレスが溜まります。
副業の夜勤バイトですから、その辺のストレスは避けたいところですよね。
利用者さんと話が通じるような、自立度が高い施設を選ぶべしです。
おすすめの夜勤専従の副業は?
夜勤専従の求人のポイントをまとめてきました。
- 要介護度が低い施設
- 定員が少ない施設
- 話が通じる利用者さんがいる施設
この3つのポイントを踏まえた上で、おすすめの夜勤専従の副業先をご紹介します。
住宅型有料老人ホーム
定員が少ない住宅型有料老人ホームはねらい目です。
有料老人ホームは、特養のような介護度の高い利用者さんが入居している施設もあれば、ある程度自立した方のみ受け入れている施設もあります。
この辺の情報は求人情報には載っていないので、有料老人ホームを利用する家族側の資料を探してみるといいですね。
サービス付き高齢者向け住宅
サ高住ことサービス付き高齢者向け住宅もねらい目です。
自立度が高い利用者さんが多い施設なら、ほぼ介助が必要無いような見守り中心の施設もあります。
有料老人ホームもそうですが、民間企業がやっている介護施設の中には、ものすごく設備が整っている高級なところもあるので、気持ちよく働けると思います。
お泊まりデイサービス
デイサービスの中には泊まりをやっている施設もあります。
デイの利用者さんは介護度が低く、自立度も高いです。
他の施設に比べてデイサービスは小規模なところがほとんどなので、定員も少なくねらい目です。
どこがいいか迷ったら…?
介護施設の種類は膨大ですし、人手不足の業界なので求人もひっきりなしに出ています。
その中から夜勤専従におすすめの施設をご紹介しました。
が、なかなか一人で探すのは大変だと思います。
求人情報は探せても、その求人が良い条件なのかどうか、内実はどうかまでは分かりません。
そういう時は、介護転職のプロに相談です。
夜勤専従にピッタリの高待遇・高給与の求人を紹介してくれますよ。
まとめ
夜勤専従の副業はメリットだらけ。
介護度の低さや定員等のポイントをおさえて、良い条件で働こう。
何ならフルタイムの夜勤専従の方が高級で楽かも…?
今回はそんなお話でした。
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