特別養護老人ホームの仕事はきついですよね…
利用者さんの身体介護で体力を使うのはもちろん、職員との人間関係ストレスもあるし、覚える仕事が多くて大変…
特養の仕事がきつくて辞めたいあなたへ、辛い特養の仕事から抜け出す方法をお伝えします。
特養の仕事はきつい…
特養の仕事がきついのは当然として、具体的にどういう部分がきついのか、自分の中で明らかにしておいた方がいいですね。
今後、また同じようなきつい仕事を選ばないように、自分は仕事の何に参っているのか明らかにしておきましょう。
特養の仕事が覚えられない
仕事の覚えは人それぞれ早い・遅いがありますが、あまりにも仕事が覚えられない場合は、特養の仕事の適性がそもそも無いのかもしれません。
特養の仕事ってスピード命ってところが多いと思います。
特にユニット型じゃなくて従来型の多床室だと、次から次への流れ作業のような感じで怒涛の毎日。
もっとゆったりした介護の仕事の方が向いているかもしれません。
特養の夜勤がしんどい
特養の仕事は夜勤が付き物ですよね。
年齢とともに夜勤は辛くなっていきますし、そもそも夜勤がきつい体質の人もいるでしょう。
僕の知り合いの介護士は夜勤がどうしてもダメで、併設のデイサービスに異動しました。
夜勤なしの介護の仕事もあるので、検討してみると良いかもしれません。
ユニット型特養は大変…?
ユニットケアの重要性が叫ばれ、ユニット型特養も多くなっていますよね。
僕も経験がありますが、従来型とユニット型だと個人的にはユニット型の方が働きやすいなと思います。
覚える利用者さんの数が少ないので。
従来型の施設で働いていて、ドタバタと大変な毎日だ~!と思う場合、ユニット型の施設で働くことも視野に入れるといいかもしれません。
毎日怒られる…
仕事が覚えられず毎日怒られて、精神を削られている場合…
これはかなりきついですね。
ビクビク萎縮しちゃって、仕事でミスが増える負のスパイラルに入りがち。
気楽に適当に受け流すくらいがいいんですが、繊細な人はなかなか難しいですね。
体力的に限界
数ある介護の仕事の中でも、特養の仕事って体力消耗レベルMAXです。
腰痛とお友達の先輩も多いのでは?
若い時はいいんですが、やっぱり体力無くなっていきますし、40代・50代で介護業界に入ってきた人は本当辛いと思います。
昔、特養に勤めていた人が言ってました。
「ボディメカニクスとか言っても、腰やる時はやるから」
ハードな特養の仕事、いつまで続けられるでしょうか…
先輩職員との人間関係
やっぱり人間関係のストレスって半端ないですよね…
特に、指導係の先輩職員との人間関係は仕事のしやすさにモロに影響します。
直属の上司がヤバい人だと、マジで精神病む可能性あります。
こればっかりは選べないので、運が悪かったと思ってさっさと退散するのも賢い選択です。
他の職員との人間関係
上司との関係が良くても、周りの職員との人間関係もあるんですよね…
特養の仕事って密室性が高いので、どうしても視野が狭くなりがちです。
ここの人間関係がすべてだと思ってしまうので、最悪の場合、メンタルやっちゃいます。
他の世界と接点を持っておくのが大切です。
特養で働くメリットは?
さて、特養の仕事の厳しさばかりお伝えしてきましたが、逆に特養で働くメリットは何があるでしょうか?
まず、給与水準が他の介護職より高いこと。
ボーナスがきっちり支給されますし、夜勤手当も付くので安定しています。
スキル的なところでは、介護技術が身に付くこと。
僕は障がい者分野の介護福祉士ですが、障がいやってる介護士って介護技術は高くなかったりします。
あまり必要が無いからなんですが、いざという時トランスも満足にできないのは不安極まりないです。
特養とかで介護技術を身に着けておくと、どんな介護の仕事でも応用できるので、介護分野でずっと働くなら経験が無駄にはなりません。
特養とデイサービスどっちが楽?
一概には言えませんが、 身体介護が少ない分、体力的にはデイサービスの方が楽です。
ただし、夜勤明けと公休が無くなるので、案外疲れの溜まり具合はデイサービスの方が高かったりします。
夜勤がそこまで苦じゃないのなら、給料も高いので特養の方がいいのかなと思います。
特養と有料老人ホームどっちが楽?
有料老人ホームの方が介護度が低いので楽な印象がありますが、一番の違いは、有料老人ホームが民間企業だということです。
民間企業なので、接遇サービスで求められるレベルは特養より高いのは想像に難くないですね。
有料老人ホームから特養に転職した人を知っていますが、「え、こんなに雑なの?」と思ったそうです。
もちろんこれは一例ですが、接客業が苦手な方は、特養の方が良さそうです。
辛い特養の仕事を抜け出すには?
さて、つらい特養の仕事を抜け出すにはどうすれば良いでしょうか?
その答えは、自分が特養の仕事の何がつらいのかを明らかにして、どういう仕事ならそのつらさが無くなるかを考えることです。
人間関係が原因であれば、人間関係ストレスが少ない訪問介護の仕事が視野に入ってきますよね。
体力的に辛くて夜勤がダメなら、デイサービスや介護事務といった仕事。
業務自体は悪くないんだけど人間関係が最悪なら、別の特養に…
など、自分がつらい部分をカバーできる仕事を見つけるのが良いです。
要するに、介護の仕事って特養の他にもたくさんあるので、自分に合った介護職を見つけるのが良いということです。
自分に合った介護職を見つける
とは言え、すぐに自分に合った介護職を見つけるなんて、どうしたらいいんだ…と思う方も多いでしょう。
そんな時は、相談です。
介護の転職のプロに相談してみましょう。
最近の転職サービスは本当に充実していて、何と面接まで同行してくれるところもあります。
聞きにくいことや言いにくいことも気兼ねなく質問できますし、給与交渉もしてくれます。
まず自分がどんな介護職を目指せばいいのか、気軽に相談するのも良いでしょう。
一人で悩んでいても辛いだけ。
頼れるところには素直に頼りましょう。
介護の仕事をしながら副業する
こちらは僕がたどったコースですが、きつい訪問介護の正社員を辞めて、負担の少ないパートの介護職に転職。
空いた時間で副業して、総収入を上げに行く方法です。
介護以外の世界を広げて、充実した毎日を、希望に溢れる毎日を送りたいなら、こちらのコースもおすすめです。
まとめ
特養の仕事がきついなら、この記事をヒントにして、何がきついのかを明らかにしてみましょう。
その後に、別の介護職に転職するもよし、別の特養に移るのもよし、負担の少ないパート等の仕事をしながら副業するのもよしです。
あまり一人で悶々と考えすぎず、気楽に行きましょう。
世の中、どうにかなりますよ^^
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