無資格から介護福祉士になるためのおすすめルート

無資格から介護福祉士になるためのおすすめルート 介護職と転職

こんにちは。介護福祉士のヒイロです。

今回は介護職未経験の方に向けて、無資格から介護福祉士になるにはどうすれば良いのか?

というお話をします。

未経験から介護福祉士を目指したい方は必見です。

無資格・未経験から介護福祉士になる3つの資格取得ルート

無資格・未経験から介護福祉士になるには、下記の3つの資格取得ルートのどれかをたどることになります。

  1. 実務経験ルート
  2. 養成施設ルート
  3. 福祉系高校ルート

各ルートの介護福祉士への道筋を順に解説していきます。

1.実務経験ルート

介護福祉士になるには王道のルートです。

その名の通り、介護職としての実務経験を詰んだ上で介護福祉士資格を取るルートで、未経験・無資格から介護福祉士を目指すにはこちらのルートがおすすめです…

というか、社会人の方が介護福祉士の資格を取りたいなら、実質このルートしか辿れないと思います。

介護現場で働きながら資格取得を目指せるので、考え方によっては、お金をもらいながら介護福祉士資格を取得できるということになります。

介護福祉士の国家試験を受けるために必要な経験年数は 3年 です。

よく介護福祉士になるまで3年かかると言われますが、実際は3年経過した後に年1回の試験を受けるので、実質は4年後くらいになると考えておいた方がいいですね。

また、このルートで介護福祉士資格を取得するには、介護職員実務者研修 を修了している必要があります。

働きながらこの実務者研修を取るのは結構大変だったりします…

事業所がこの実務者研修を受けるための費用を出してくれることがほとんどですが、まれに自腹で受けるところもあると聞いたことがあるので、転職の際には確認したいポイントです。

あ、あとそもそもですが、介護職として働くには、基本的には 介護職員初任者研修 という資格を取る必要があります。

実務者研修・初任者研修と名前が似ていますが、実務者の方がランクは上です。

無資格でも働ける事業所もありますが、給与水準が低いので、せめて初任者研修を受けさせてくれる事業所に就職したいところです。

初任者研修も、自腹だと約6~7万円とかしますからね…

2.養成施設ルート

養成施設ルートっていうのは、要は2年制の専門学校を出て、介護福祉士資格を取るルートです。

2年で介護福祉士を取得できるので、実務経験ルートよりも早く資格を取ることができるというメリットがあります。

が、当然のことながら、学費がかかります。

まぁ専門学校の学費って、だいたい1年で100万円くらい…安くても60~70万円はかかるでしょう。

それを2年…って、ちょっと現実的には厳しいと思います。

ただ、実はこれも抜け道があって、職業訓練で介護福祉士養成科というのがありましてね…

これだと失業保険をもらいながら、学費免除で介護福祉士養成の専門学校に入れます。

え!?めちゃくちゃいいじゃん!という感じですよね。

最低限の生活費が入りつつ、学費免除で学校行けるんですから。

このルートはかなり良く見えるんですが、個人的にはちょっとおすすめはできないです…

後ほど詳しく書きますが、簡単に言うと、実務はほぼ何もできない状態で介護福祉士資格だけあるという状態で卒業するので、働き始めた時に大変なんですよね…

学校生活が楽しいというメリットはあるとは思いますが…

3.福祉系高校ルート

これを読んでいる方が中学生なら検討できますが、社会人の方はほぼ無理ですね…

あ、ただし、実は福祉系高校の指定されたコースを卒業している方だと、場合によっては、試験を受けるだけで介護福祉士資格が取れます。

全国の福祉系高校の一覧はこちら ⇒福祉系高等学校等一覧:平成28年度版

ご自身の高校が福祉系だったら、チェックしておきましょう。

NHK学園のような通信高校なら社会人の方でも視野に入ったんですが、平成28年度以降、介護福祉士専攻を中止しています。

社会人から介護福祉士を取得するためのおすすめルートは?

さて、介護福祉士になるためのルートを3つご紹介してきました。

社会人の方が介護福祉士資格を取るためには、「1.実務経験ルート」がおすすめです。

というか、先ほども述べた通り、実質それしか選べないと思います。

ここで重要になってくるのが、無資格・未経験で介護職になるためのプロセスです。

例えば、無資格OK!資格取得支援!等と書いてある求人がたくさんありますよね。

この求人に応募して、働きながら介護福祉士資格を取得する…

というプロセスが一番ポピュラーです。

最初に取るのは初任者研修ですね。

ただこのプロセスにはちょっとだけ落とし穴があって、仕事が大変な事業所だと、仕事を覚えるだけで精一杯で、初任者研修を受ける余裕が無くなる…っていうことです。

ただでさえ慣れない仕事をしながら、さらに慣れない勉強もする…

結構ハードです…

なので、理想としては、「初任者研修を取った後に、就職する」プロセスです。

介護職員初任者研修を取った後に就職する

この方法だと、ある程度介護職としての心構えができた状態で、仕事に臨めます。

何より、仕事+勉強というハードな状況が無くなり、仕事を覚えることに専念できるようになります。

そして、3年働いた後に介護福祉士を取得する。

その頃には、仕事の大部分ができるようになっています。

例えば養成施設ルートの職業訓練だと、2年で介護福祉士資格は取れますが、実務経験は無いんです。

3年間みっちり実務経験を積んだ介護福祉士と、机上の勉強をしてきた介護福祉士だと、どう考えても実務経験を積んだ介護福祉士の方が有利です。

自分が実務経験ルートを辿った介護福祉士だったらどう思うでしょう?

養成施設ルートを辿った介護福祉士のことを、あまりよく思わないですよね…

先ほど言った養成施設ルート、職業訓練コースがおすすめできない理由はここです。

これ、精神的に来るものがありますよ…

学校にいる2年間は楽しいと思いますが、その先に天国が待っているかというと…

ご自身で考えてみてください。

手堅く実務経験ルートで行こう

というわけで、未経験・無資格で介護福祉士を目指すなら、実務経験ルートです。

それも、初任者研修を取ってから就職するのがおすすめです。

じゃあ、どうやったらこの初任者研修を取れるのか。

普通に自腹で取ると、安いところでも6~7万円はかかります。

結構痛いですよね…

が、最近の介護資格取得は進歩してきていて、初任者研修を無料で取得できて、しかもその先、介護職への就職・転職をサポートしてくれるサービスが出てきています。

例えば、介護の転職サービスをてがける「カイゴジョブ」がやっている「カイゴジョブアカデミー」というサービス。

こちらの特待生になると、受講料無料、テキスト代無料、最短1カ月で初任者研修が取れて、かつ就職・転職のサポートまでしてくれます。

これなら、初任者研修でじっくり介護の勉強をした後、介護の現場に就職して、仕事に専念することができます。

しかも、受講料・テキスト代は無料でです。

未経験・無資格で介護福祉士を目指すなら、こういうルートが一番賢いと思います。

要は、初任者研修を無料で取って就職までサポートしてもらい、その後は実務経験を積んで、介護福祉士試験を受ける。

僕が無資格・未経験の状態に戻るとしたら、このルートをたどりますね。

先ほど紹介したカイゴジョブアカデミーの他、ベネッセがやっているサービスもあります。

こちらはベネッセが運営する介護事業所に就職することで、受講料がキャッシュバックされる制度ですね。

ベネッセは大手企業なので、福利厚生面ではまず間違い無いでしょう。

介護の事業所は色々ありますが、ベネッセ・パナソニック・東京海上日動・木下工務店など、そうそうたる大企業が運営している民間の介護事業所は待遇が割といいというのが、現場の介護士の認識です。

その分、求められるサービスの質も高いんですが、今後は介護業界でやっていくなら、こういった待遇の良い職場を選ぶことも重要です。

ちょっと話がそれましたが、とにかく。

無資格・未経験で介護福祉士を目指すなら、初任者研修を無料で受けて、就職サポートを受けるところが始まり。

という結論ですね。

まとめ

介護福祉士になるルートは3ルート。

そのうち、実務経験ルートがおすすめ。

その中でも、初任者研修を無料で受けて、介護の事業所に就職して3年の実務経験を受ける。

そういうったプロセスを辿るのが、一番賢いですね!

今回はそんなお話でした。

⇒介護職の転職ガイドへ

コメント

タイトルとURLをコピーしました