こんにちは。介護福祉士のヒイロです。
今現在、施設などで介護主任をしていて、「もう限界!辞めたい!」と思っている方向けに、今の職場の介護主任を辞めて、肉体的にも精神的にも楽になるためのヒントをお伝えします。
限界を迎える前に、自分の身は自分で守りましょう。
介護主任を辞めたい人がまずやることは?
介護主任を辞めたいっていうのは、一般の介護職員が辞めるのとはワケが違いますよね。
介護主任になるのって大変じゃないですか。
特養とかの施設だと、介護職員30人くらいに介護主任1~2人くらいですよね。
狭き門をくぐった先に、今のポジションがあるわけです。
まず、超全力で自分を褒めてあげてください。
介護主任になった自分、すげえ!…ってなもんで。
実際介護ってすぐに辞める人多いですし、何年やってても向上心が無かったり仕事ぶりが今一つで、サブリーダー止まりの職員なんかもいますよね。
そんな中で介護主任に選ばれたってことは、あなたの能力が高い証拠です。
今は辞めたい気持ちが強いと思うんですけど、まずは自分のすごさを認識するところからです。
そんな狭き門を通った介護主任を辞める理由は?
さて、そんな選ばれし介護主任をあなたは辞めたいと思っているわけです。
まず、何で介護主任を辞めたいのか、モヤモヤしている部分をハッキリさせることが大切ですね。
なんとなく介護主任を辞めたいな~という感じで、なんとなく降格する、なんとなく部署移動する、なんとなく転職する…という行動に出ると、また同じ悩みにぶつかる可能性が高いです。
前述の通り、あなたの能力が高いので、次の場所でも主任クラスには間違いなくなります。
なので、根本的な部分を洗い出しておく必要があるんですね。
介護主任を辞めたい理由を、まずはハッキリさせましょう。
辞めたい理由をハッキリさせるには?
とは言え、具体的にどうすればいいのかって難しいと思います。
そんな時はですね、ちょっと面倒でも紙に書いてみます。
これ、もう思いつくまま自由でいいですし、ストレス解消にもなるのでやる価値はあると思いますよ。
例えばですが…
- 責任が重いのに役職手当が雀の涙
- 主任としての管理業務が増えた
- 業務が増えたのに夜勤など現場にも引き続き出ている
- やる気の無い職員が多い
- 施設長や相談員、ケアマネとの人間関係
とか、こんな感じで、介護主任特有の悩みっていうのが出て来るんじゃないでしょうか。
で、ここからが肝ですが、自分が一番介護主任を辞めたい理由は何なのか?…を明らかにすることが大事です。
理由さえつかめれば、対処法が見えてきます。
やみくもに対処しても仕方ないので、まずは敵を知るべきってことですね。
介護主任を辞めたい人の対処法の一例
例えばですが、辞めたい理由の一番が、「業務量が多いのに給与が見合わない」だとします。
たくさん理由があるのが普通だと思いますが、特に自分はこれだよなっていう理由をチョイスします。
で、この場合、考えられる対処法を自分で考えてみます。
難しく考える必要は無いですし、できるかできないかは二の次です。
考えられる対処法を書いていきましょう。
- 業務量を減らしてもらう
- 業務を早く終わらせるための工夫をする
- 誰かに業務を振る
- 夜勤を止められないか交渉する
- 給与アップ交渉する
こんな感じでしょうか。
業務量を減らすか、給与アップするかの二択ですね。
こうやって書き出していくと、客観的に見れるようになります。
そうすると、実現可能な対処法かどうかが見えてきます。
この例で言うと、業務を減らす方向はできそうだけど、施設の体制として夜勤は必須だし、給与は規定通りだから、交渉しようがない。
とか、建設的に対処法を考えられます。
自分のアセスメントして、自分のケアプランを練るみたいな感じです。
現状の職場での対処は無理?
自分自信の悩みを洗い出して、対処法も考えた。
だけど、どう考えても今の職場では対処しようがない…
そんなケースもあり得ると思います。
そうなると、介護主任を務めている今の職場を辞めるという選択肢が出てきますね。
ここでスッパリと転職できたらいいですが、そう簡単に決意できないのが普通です。
その職場で積み上げたものがあるから介護主任という立場があるわけですし、それをスパッと辞めるのは難しいですよね。
辞めたいくらいの職場だとしても、積み上げた自分の努力がありますし、愛着もあります。
やっぱり今の職場に留まるという人も多いでしょう。
自分の気持ちを確かめる
実は、介護主任を辞めたいあなたが一番辛いのは、辞めたいと思っていても辞められない…
そんなジレンマを抱えながら、膨大な仕事をこなさなければならないことではないでしょうか?
介護主任として、今の職場でやっていく腹が決まっていれば、迷わずに仕事にまい進できると思います。
自分の仕事や自分の職場に疑問を持ちながら、責任ある仕事をすることは辛いですよね…
そんなジレンマを、どうやって解消するか?
プロに話を聞いてもらうことだと思います。
介護転職のプロに話を聞いてもらう
プロって言っても、カウンセラーとかそういうプロじゃありません。
介護主任として、別の職場で自分の不満が解消できるかどうか?
そういう視点でキッチリ話を聞いてもらえるプロのことです。
違う職場に行って、自分の介護主任としての悩みが解決するかどうか?
給与面なのか、人間関係なのか、悩みは人それぞれですが、介護転職のプロに話を聞いてもらうだけでも、自分の道筋が見えてくると思います。
その結果、今の職場で頑張るという結論になるかもしれません。
とにかく、一人で悶々と抱えるよりは、介護の仕事を分かっているプロに話を聞いてもらうのがいいと思います。
介護転職のプロはどこにいる?
介護転職のプロって言われてもピンと来ないかもしれませんが、具体的には介護転職のエージェントです。
エージェントと言うと何かすごそうですが、介護の転職に詳しい人、介護職の転職をサポートしまくってきた人…という認識で十分です。
この方たちは、毎日のように介護職の転職をサポートしています。
介護主任の転職のサポート経験だって、もちろんあるでしょう。
そういう経験者に、自分の話を聞いてもらうだけでも、自分の行くべき道が見えてくると思いませんか?
冒頭にも書きましたが、能力が高いから介護主任なんです。
あなたを必要としている職場は、間違いなくあります。
相談してみることで、道が開けてくると思いますよ。
まとめ
介護主任のあなたは能力が高い。
まずは介護主任を辞めたい理由を明らかにして、対処法を考える。
今の職場でダメそうなら、介護転職のプロに相談する。
今回はそんなお話でした!
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