こんにちは。介護福祉士のヒイロです。
訪問入浴の仕事にご興味がある方に向けて、簡単な訪問入浴の仕事内容の解説と、介護業界経験7年の介護福祉士から見た、訪問入浴ってリアルなとこどうなの?というお話をします。
訪問入浴の仕事が気になっているあなたは必見です。
※こちらの記事は看護師さん向けではなく、訪問入浴オペレーター・介護職向けの記事です。
訪問入浴の仕事内容って何?
訪問入浴の介護職の仕事内容は非常にシンプルです。
- 車の運転
- 物品(入浴器具など)を利用者さん宅へ運ぶ
- 利用者さんの健康チェック
- 衣服の脱衣介助
- 入浴介助(洗髪・洗体)
- 衣服の着衣介助
- 記録
- 片付け(物品を車に積み込む)
漢字が多くて分かりにくくて恐縮です…
一言で表せば、車を運転して利用者さんのお宅に行って、器具を運びこんで入浴介助する。
これの繰り返しです。
1日平均5、6件回ります。
お察しの通り、相当ハードです。
訪問入浴はハードである
介護職仲間の間では、訪問入浴は相当ハードだという共通認識があります。
何がハードなのか見ていきましょう
車の運転が辛い
まず、車の運転だけでもハードです…
自分で自由気ままに運転するわけではなく、時間に追われながらの運転…しかも、体力を使う介助をやった合間合間にです。
運転⇒介助⇒運転⇒介助⇒運転…
どう考えてもハードですね…。運転好きな方には天国かもしれませんが…!
入浴器具が重い
想像してもらうとすぐに分かりますが、利用者さんが入るお風呂を毎回運ぶのって相当ハードですよね。
バスタブを運ぶわけですから…!
結構な力自慢じゃないときついイメージがどうしてもありますね…
人間関係の狭さ
訪問入浴は介護職オペレーター2名と看護師1名の3人チームで入ることが多いです。
利用者さんのお宅と車内でずっと一緒なので、どうしたって親密になってきます。
ここの人間関係が悪いと逃げ場がありません…
介護職は密室性が高い仕事なんですが、訪問入浴の密室度はなかなかなので、むしろ訪問介護のように一人で入れた方が気が楽かもしれません。
訪問入浴のいいところは?
訪問入浴の厳しいところばかり見てきましたが、じゃあ訪問入浴って何もいいところが無いの?というと、もちろん良い部分もあります。
訪問入浴のメリットをまとめてみます。
自信がつく
訪問入浴やれたら、体力的にも精神的にも無敵だと思います。
恐らく、訪問入浴から普通の施設の介護職に移ったら天国に感じるんじゃないでしょうか。
どこに行っても大丈夫だ!という自信を得られるというのは大きなメリットだと思います。
夜勤が無い
介護職に付き物の夜勤が無いのはとても大きなメリットです。
体力的にハードな1日の勤務を終えたら、美味いメシにキンキンに冷えたビール!
そんな感じで、体を使ってリズムを保ちながら働けるのは、健康面でメリットがありますね。
夜勤はどうしても生活リズムが狂いがちなので、健康的にシャキっと働きたい方にはおすすめです。
1人の利用者さんに向けて介護ができる
訪問入浴はスタッフ3人に対して利用者さん1人です。
数ある介護職の中で、この体制で利用者さんにじっくり集中できるのは訪問入浴だけだと思います。
施設は人手不足で二人対応の利用者さんも一人でやっていたりしますし、訪問介護でも1対1です。
3対1ということは、利用者さんに対して手厚い介護ができるということ。
施設などの多人数の介護・ケアに疑問を持っている方は、訪問入浴なら利用者さんへの貢献をより感じながら仕事ができるかもしれません。
ぶっちゃけ訪問入浴ってどう?
訪問入浴のメリット・デメリットを挙げてきましたが、ここからはトータルで言うと訪問入浴ってどう?というお話です。
人によりけりなのは大前提としても、訪問入浴の介護職オペレーターが向いている方は、おおむねこんな感じの方かなーと思います。
- 体力に自信アリ!
- 体育会系なノリの方
- スポーツ経験アリ
- 運転が好き
- 勝負事・ゲームが好き
スポーツマンとか体力自慢の方は向いていると思います。
最後の勝負事・ゲーム好きというのはちょっと意外かもしれませんが、訪問系の介護職って時間制限があるんですよね。
僕自身も訪問介護で働いていて感じますが、時間制限があるとどうピーティーに終わらせるか?が重要になってきます。
ゲームには時間制限が付き物ですよね?
時間内に終わらせなきゃ!?というハラハラドキドキが面白いゲーム、アクションやパズルが好きな方は向いていると思いますね。
超絶文化系のあなたは…?
体力系ムリ…自分、超文化系…
という方は、悪いことは言わないので訪問入浴は止めといた方がいいと思います…!
僕自身もこっちのタイプなんですが、そういう方は介護職の中なら訪問介護おすすめします。
いやいや、同じ訪問系じゃん!?と思われるかもしれませんが、訪問介護は1対1の介護なのがポイントです。
文化系って一人遊び得意じゃないですか?
漫画・映画鑑賞・読書…それこそゲームとか、一人で遊ぶのが得意な方多いと思います。
なので、一人で入って時間制限のゲーム性がある訪問介護、向いていると思います。
というか僕自身がそうなので、実感を持っておすすめしておきます。
良い条件の求人を見つけよう
訪問入浴にせよ訪問介護にせよ、働く場合は少しでも条件の良い職場を選ぶべしです。
人間関係は選べませんが、職場の給与水準は選べます。
意外とここを何となく決めてしまいがちなんですよね…
日本人はお金の話ってしにくいですから、面接の場で給料について突っ込んだ話は中々できない方も多いと思います。
そこで、プロの出番です。
介護転職のプロ、エージェントに相談することで、給与水準の高い求人を紹介してくれます。
転職の専門家であれば、給与水準のような働き手では聞きにくいことも、情報として知っています。
自分一人ではなかなか給料については聞きにくい…という方は、相談してみるといいと思います。
まとめ
訪問入浴の介護職オペレーターはハードな仕事。
向き不向きがあるので、自分に合っていると思った人はGO!!
ただし、職場選びは慎重に…
今回はそんなお話でした!
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