こんにちは。介護福祉士のヒイロです。
僕は現在30代半ばですが、何歳まで介護職を続けるのか、続けられるのか?というのは非常に興味深いテーマです。
今回は介護職を何歳まで続けるのか、そもそも何歳まで続けられるのか?考えてみます。
何歳まで介護職員を続けるのか?
20代、30代のうちはいいですが、40代、50代ともなると体が持たなくなってくるのは明白です。
とは言え、40代、50代の介護職員がいるのも事実です。
僕が見てきた中では、60代のパートの介護職員もいました。
問題は、体が動くかどうかです。
介護職の仕事は、ご存知のように体が資本ですので、体が動かなくなったら正直アウトです。
何歳まで働けるか?という問題よりも、いつまで体が持つのか?というのが問題なんです。
介護職はいつまで体が持つのか?
全国労働組合総連合が、介護職員向けに実施したアンケートがあります。
下記は、健康状態・疲れ・体調についての回答です。
63%が腰痛、57.7%が肩こりを持っていて、その他、倦怠感、頭痛、イライラ感と続きます。
腰痛は介護職員の職業病だと言われますが、それが当たり前の働き方をどのくらい続けられるのか…?ということは、考える必要があると思います。
5年後、10年後を見据えて介護の仕事をする
現場の介護職員は、体を壊したら、職を失うのとほぼ同義です。
これは目をつぶっていられない現実だと思います。
とは言え、すぐに介護職を辞めるのは無理ですよね。
当たり前ですが生活がありますし、家庭の事情など色々あると思います。
なので、5年後、10年後の長期スパンで考える。
介護職をずっと続けたい!という方は、体を使わない介護の職種を目指すべきですよね。
ケアマネ、相談員、介護事務…などなど。
介護にこだわらないのであれば、異業種の資格をとるとか、スキルを磨いて副業から始めてみるとか、別のルートもあると思います。
介護以外の仕事が考えられない…
ここで、介護以外の仕事をする自分が考えられない…という方も多いと思います。
介護以外の仕事に興味はあるけど、自分にはなんかできない感じがする…という、漠然とした不安ですね。
これも、長期的に考えることで道筋が見えてきます。
いますぐ別業種に行け!ってなったらそりゃ難しいです。
でも5年後に別業種で働いている自分…なら、何とかイメージできそうじゃないですか?
例えば、実は前々から心理カウンセラーの仕事に興味があったとします。
5年後にその職業に就いているとしたら、今やるべきことって見えてきますよね?
どういう仕事があるのかを検索するとか、本を読むとか…
ただ、ちょっとここに落とし穴があります。
情報の渦に巻き込まれてしまう
スマホで何でも調べられる代わりに、この辺が妥当な情報かな?という情報が見えにくくなっています。
心理カウンセラーひとつとっても、心理系のあらゆる資格がありますし、どれが実用的なのか分からない。
自分にとって有益な情報を見つけ出すには、目的を持って検索することです。
ボンヤリ検索しているとたどり着きません。
この場合は、「心理カウンセラーとして生計をたてるための道筋を知る」という目的ですね。
ケアプランの長期目標みたいになってきましたが、目的がしっかりすると、情報の取捨選択ができるようになります。
モデルケースを見つける
最初はモデルケースとなる人を見つけるのがいいと思います。
元介護職員で現在は心理カウンセラーという人がいたら、その人のブログやSNSをくまなくチェックする。
なんなら、カウンセリングを受けてみるのが一番いいかもしれません。
そうすると、自分にとって心理カウンセラーという道がグンと身近になってきます。
介護以外の職を目指したい場合は、こんな風に、その職業を自分事として身近にできないかどうか?という視点で動いてみるのがベストです。
自分のやりたいことを胸の奥底に?
介護職としての自分とそうじゃない自分。
どちらがよりワクワクするか。
自分自身の本音・本心は偽れません。
本心で別の道を行きたいと思っているのであれば、介護職以外の自分を思い描くところから始めてみる。
もちろん、介護職を続けたい場合はそのままでいいのですが、もし、自分のやりたいことを胸の奥底にしまってあるなら、自分の気持ちに正直になった方が楽になります。
もちろん、その道は介護職よりも辛いかもしれませんが、本心に従った清々しさは間違いなくあります。
別に今すぐ辞めて飛び込もう!というわけではなく、現実的に、長期的に、どうしたら自分の理想が実現するのかを考えてみるのも、悪くないと思います。
まとめ
介護職を何歳まで続けられるかは、体次第なところがある。
介護で行くなら体をあまり使わない職種を、介護以外なら長期スパンで自分のやりたい仕事を。
単なる夢物語ではなく、実現可能な道を考えてみるのもよいと思います。
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