介護の仕事をパートで始めて、厳しい…つらい…もう嫌だ…と思う人はたくさんいます。
全くの未経験でも、ブランク有りでも、経験者でも、介護のパートが辛くて辞めたい状況に陥るのは割と普通です。
問題は追い詰められている心なので、介護の仕事をどうするかの前に、まずはご自身のメンタル面をケアし、精神衛生を全力で保ちましょう。
気持ちが楽になってくれば、落ち着いて考えることができます。
いつもの笑顔の自分を取り戻しに行きましょう。
介護のパートを辞めていいの?
結論。
辞めていいです。
そんなに辛いなら辞めればいいんです。
無理してがんばっても良いことありません。
新人だけど辞めていいの?
辞めていいです。
職場が合わないなら新人だろうと辞めた方がお互いにとっていいです。
合う職場なら、そもそもそんなに悩みません。
1週間で辞めていいの?
辞めていいです。
1週間よくがんばりました。
1カ月で辞めていいの?
辞めていいです。
1カ月働いても辛いなら、そもそも合わない職場なんです。
見切りをつけましょう。
介護の仕事は半年から1年は続けないとダメ?
仕事は石の上にも三年とか、最低でも1年とか半年とか言われますが、よくよく考えてみれば、雰囲気で言っている人が多くありませんか?
ご自身も「仕事ってどのくらい続けるべき?」と聞かれたら、まぁせめて〇年とか、何となく一般論で答えると思います。
私のようにすぐに辞めればいいってはっきり言うと、日本社会では割と白い目で見られます。
辞めたいと思っていたあなたも、何かここまではっきり言われると、「えぇ…なんかそれやばくない…?」
と、思う方もいるでしょう。
それならそれで、続けてみるのもアリです。
辞めたいなら辞めてもいいし、続けたいと思ったなら続けるべきです。
答えは自分自身が持っています。
いつでもパートを辞めていい
辞めるかどうかは個人の自由なので、別に辞めようと思えばいつでも辞められます。
辞めたいけど、様々な思いが駆け巡って簡単には辞められないんですよね。
- すぐに辞めたらダメ人間じゃん…
- すぐに辞めたら周りの人(親・旦那さん・職場の人など)に白い目で見られる…
- 仕事は簡単に辞めちゃいけないと感じる…
- お金が無いからここで働かないといけない…
- 次の仕事のアテがない…
あなたの介護のパートの職場環境は悪いのかもしれません。
だけど、精神衛生上いちばん良くないのは、辞めるか辞めないか迷っている状態です。
迷いは不安や恐怖を運んできます。
そんな状態では、できる仕事もできなくなって、ますます負のスパイラルに陥ってしまいます。
パートを辞めるか辞めないか決める
辞める!
と覚悟を決めたら、それに向けて勝手に動くものです。
まだその覚悟が無いから、迷い、苦しみ、辛くなるんです。
辞める覚悟がまだできていないなら、「とりあえず次の勤務日は行く」と仮で決定してしまうと迷いが消えて、不安や恐怖は和らいでいきます。
とにかく迷いを消すことが大切です。
職場でメンタルを保つ方法
でも、いざ職場に行くと、辛くて辛くってたまらない…
やっぱり辞めたい…という思いが駆け巡ってくると思います。
色んな状況があるでしょう。
仕事を教えてもらえないのに、現場に立って仕事をしなきゃいけない状態だったり。
経験者だからとほとんど何も教えてもらえず動けなくて、使えないヤツなんて扱いを受けたり。
仕事が激務でハードという場合もありますが、多くの場合、上司や同僚とのコミュニケーションが取れていないのが辛いんじゃないかなと思います。
そんな時に私がやっていた精神衛生を保ちつつ、さらに職場でも円滑に仕事をすすめられる方法があるのでお伝えします。
精神衛生は大逆転で保てる
いいでしょうか。
怖い相手にこそ積極的に行ってみる
これです。これができれば、かなり変わります。
恐らく、介護のパートを辞めたいあなたは、正職員・正社員の上司や同僚に怖さがあると思います。
何か厳しそうだし怖い、嫌だ…というネガティブな思いにとらわれてしまうこと、ありませんか?
これは一見するとあまり良くない状況ですが、見方を変えれば割とチャンスでもあります。
そういう人とあえて仲良くなりたい姿勢を見せるんです。
しかも、特に怖そうな人。
そういう人に果敢に質問したり、あえてコミュニケーションを取りに行きます。
そうすると、周りの職員のあなたを見る目が変わります。
それだけでなく、あなた自身が成長します。
だって怖そうな正職員とコミュニケーションを取りに行くなんて、なかなか普通はできません。
だけどあえてそこに突進することで、自分はやったんだ!という実感を得られます。
しかも。
自分の中で怖い人だと思いすぎていただけで、職場の人たちもそこまで悪い人ではないと思えるようになります。
何せいちばん怖いと思っていた人が怖くなくなるんですから、職場で怖いものは無くなります。
そうすると、職場の見え方が変わってきて、途端に仕事がしやすくなります。
なーんだ、こんなに楽な職場だったのね~と思えるようになります。
全然怖くなくなります。
いま必要なのは勇気
辞めるのは簡単です。
その辞めるカードは胸に潜ませておいて、勇気を振り絞って「教えてもらいたい」という姿勢を見せてみる。
それだけで、介護のパートに行きたくない…辞めたい…という気持ちが無くなって、仕事が楽しくなるとしたら。
ダメ元でやってみる価値はあると思いませんか?
だって、どうしても辛いなら辞めてもいいんですから。
辞めるための円満退職理由
さて、やっぱりダメだ…ムリ…辞める…
という方向けに、退職理由例も念のためお送りしいたします。
家庭の事情
鉄板の仕事を辞める理由です。
これを言われたら必要以上に詮索はされないでしょう。
体力を理由にする
介護は体力を使うので、これがいちばん言いやすい退職理由かもしれません。
恐らく多少は体力面の理由もあると思うので、嘘ではない理由になります。
正直に言う
結局は正直に言ってしまうのが、後腐れが無く、自分としても晴れ晴れと辞められます。
何か嫌味を言われたとしたら、そこまでの職場だったということで、むしろ決意して良かったと思えるかもしれません。
辞めづらさを感じにくい働き方もある
さて、実は介護の直接雇用のパートだから簡単に辞めづらいという側面があったりします。
例えば派遣社員なら、派遣会社の担当者を通して退職の意思を伝えられることがほとんどです。
さらに、そもそも派遣は派遣会社の社員として介護現場に派遣されるので、辞めても所属は変わりません。
単に別の介護現場を紹介されるだけです。
パートの場合、辞めたら全くの無職になってしまいますが、派遣は派遣会社の社員のままです。
今後も介護現場で働くことへの不安があるのなら、派遣会社に登録するというのも手です。
パートより時給水準が高いのも魅力の一つ。
パートを辞めて派遣に切り替えるだけで、問題が解決するかもしれません。
まとめ
介護のパートを辞めたいなら、辞めていいです。
ただ、辞めるカードはいつでも切れるので、カードを忍ばせて勇気を振り絞ってみるのも自分の成長のために吉。
それでダメなら円満退社して、別の仕事を探すか、派遣のような柔軟性ある介護の働き方にシフトしましょう。
今回はそんなお話でした。
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